2008年6月15日日曜日

通信の発行

どこの団体もそうだと思うが通信の発行は重要な仕事だ。

募金によって支えられている団体はなおさらで、子ども基金の場合は3か月に一度の発行。

3か月間の活動のほぼすべてを網羅したい。とは言え、実際のところすべては無理なのでできるだけ、要の部分ははずさないように心がけている。

子ども基金は91年から活動しているが、ニュースは73号を数える。数が合わないのは、最初は毎月発行していたのと、臨時発行もあったからだ。

通信は、子ども基金の活動(=被災地の様子)を紹介するのと、募金の使い方を報告するのが大きな目的となっている。

募金者数の増減は多少あっても2800名前後を大体維持し続けている。

原稿を寄せてくれる人、編集を手伝ってくれる人、印刷を行なってくれる人、そして発送日には毎回10~15人ぐらいの人が集まっての大作業。飯田橋・ぼらせんの部屋を大体つかわさせてもらう。

一連の行動の中で何が一番大変かというと、ぼらせんの場所取り?

4か月前の同じ日に9時受付に合わせた電話がけをする。

9時に1分でも前だとかからない。1分でも過ぎるとお話し中。人気のチケットとりと同じ。

今どき、無料の部屋を借りられるところなど滅多にない。公民館でも地域センターでも費用はかかる。だから人気なのもうなづける。

いやいや、場所取りが一番大変というのはウソで、一番は発送作業の人たちが集まってくれるかどうかだ。2800通を一度に出すのは大変な作業だ。どうしても人数が足りなくて、発送が終らないときもある。そういうときは後から事務局で追っかけ出すことになる。

でも、そういう事態は滅多にない。幸いにいつもボランティアが集まってくれる。ありがたいことだ。

ぼらせんは部屋がとれなくともロビーは自由に使える。印刷室も空いていたら使える。だけど土日はロビーも満員だ。先にとれないときは、空きそうなテーブルの近くで待つ。

この間、熟年の男性グループが新聞を読みながら、テーブルの空くのを待っていた。タッチの差で私たちはとれなかった。彼らはすぐに作業を開始。手際よく印刷したものを封筒に詰めて糊付けをして発送。来月は何日、と次の集まりも決めて解散。

熟練工、と言った感じ。私たちはその手際よさに半ば賞賛のまなざしを送った。

逆に、こんな作業にこんなに人数が? と言いたくなるのが学生諸君。飯田橋は学校が多い。昔だったらそれぞれの学校で印刷したと思われるが、今はそういうことをさせない、と聞いた。
本当はどうか? よくは知らないが、とにかく、5、6人で占拠しておしゃべりしながら作業している。
私たちだったら1人か、せいぜい2人でできる印刷作業。

それでも、こういうことを経験する学生とそうでない学生とは社会に出てから違うのではないだろうか?
おしゃべりしながらでも経験したほうがよいに決まっている、と私は信じている。

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