「驚くべきことに! すべて時間通り、無事着いた」と
ベラルーシに行ったスタッフより連絡があった。
飛行機が時刻どおり動くのが当たり前と思っている人が大半だと思うが、どっこいアエロフロートはそうではない。
たまたま運がわるかったのか? いや、周りには似たような経験をした人が結構いる。
そんなに多くない海外行きなのに、私自身3回もトラブルにあっている。
1回目は通訳と2人だった。出発すべき飛行機の調子が悪く、整備中だったか何かで。
もうすぐ出発? というような空気が何回かあったが、結局シェレメチボ第2国際空港に1泊となった。同じように、待合室のソファーで朝を待っている人が大勢いた。
通訳の家に行くことも可能のように思えたが、いつ、出発するか、わからないから、という理由で空港内にとどまった。
2回目は3人の旅だった。
なんのトラブルだったか忘れたがこのときはホテルが用意された。
待遇はましだったが、時間はかかった。時間はあってもモスクワ市内に行くことは禁じられていた。
そして3回目は1回目のときから10年後、3年前だ。
子ども基金が支援している保養施設の10周年記念のお祝いに4人でかけつけるところだった。成田から出発のときに、整備に時間がかかったという理由で(この理由自体怖い)、すでに1、2時間ぐらい遅れて出発した。でも、モスクワでシェレメチボ第1から第2に乗り換えるとき、6時間ぐらいの待ち時間がある、大丈夫、とみんな楽観していたがさらに予定より時間をかけて着いた。
国際線に乗る人は? と、シェレメチボ第1に着いたとき、どんどん先に呼ばれる人たち。私たちも呼ばれるものだとばかり思って並んで待っていた。時間はまだたっぷりある、と思った。
ところがいつまで待っても先に行けない。係りの人に聞いたら、国内線だからこの列は違う、という。 えっ! 早く言ってよ。ベラルーシ行きは旧ソ連時代のまま国内線扱いなのだ。
あわてて第2に向けて車に走ってもらったものの、特に警戒が厳しい頃で、検査のため入り口が極端に狭くしてあり、長蛇の列。
やっと中に入って、掲示板をみると、私たちが乗る飛行機はまだ出発していなかった。
しかし、また搭乗手続きに時間がかかり、結局乗れなかったのだ。
飛行機の到着が遅れたのはアエロフロートの責任なのだから何とかしてほしい、と迫ってもラチはあかない。翌朝10時まで飛行機は出ない、という。
泊まるところも探せない、空港内で寝てくださいと。
待合室のソファーで?
ダメなものはダメで、事務室に行って掛け合ったがムダだった。
翌日の式典では入れ替わり立ち代わりのスピーチ三昧。不覚にも寝てしまった。証拠写真も撮られている。
そのときで懲りた相棒はもう二度とアエロフロートは使わない、と決心したはずだった。
今回は、費用、日程、両方で倹約できるアエロフロートに決死の覚悟で決めた。
もし、帰りも順調だったら・・・・・
いつもボランティア精神で、手荷物の重量オーバーなど、何かとサービスしてくれるルフトハンザドイツ航空を主に利用しているが、今後、他社の飛行機は使わず、アエロフロートにするか?
かけたいところだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿