2010年7月29日木曜日

武蔵野市民学校・夏期連続公開講座

武蔵野市民学校については以前、このブログで書いた

表題の通り夏期連続公開講座を開く。
サブタイトルは、「親子で学ぶ<第二次世界大戦>」

第一部;ポーランド編
【開講初日】7月30日(金);ふれあいプラザ(志木駅マルイ8FホールB)

◆市民学校夏期連続講座の全体像説明&問題提起 13:10~
 (企画立案に当たった兼岡が担当) 
Ⅰ.第二次大戦勃発と戦況

1)ドイツ軍の捕虜となったヨーロッパ各国の虜囚たちは?

『オリンピアダ40('40年のオリンピック)』 13:30~15:15
(80年、カラー、103分 アンジェイ・コトコフスキ監督)  
※'36年のベルリン大会に続き、'40年には東京でオリンピックが開催され
る予定だったが、大戦勃発により中止。その年スタラグ捕虜収容所では
秘密裏にオリンピックが……。実話に基づいて映画化された。

※上映後、ディスカッションあり。15:20~15:45

2)ソ連軍の捕虜となったポーランド将校たちは?

『カティンの森(原題;カティン)』1回目上映15:50~17:52
(07年、カラー、122分 アンジェイ・ワイダ監督)  

◆ソ連領(スモレンスク)で、虐殺され埋められたポーランド軍将校の
おびただしい死体が発掘された。
発掘したドイツ軍はソ連のしわざと発表し、ソ連はドイツ軍のしわざとして、
戦後も長く「カティンの森事件」の真相は闇のままだった。

参考上映:『祖国を撮り続けた男~アンジェイ・ワイダ~』(NHKテレビ・ドキュメンタリー 09年)

※上映後のディスカッションタイムに『カティン』に関連した部分のみ上映18:00~


『カティンの森(原題;カティン)』2回目上映 19:00~21:02
【開講二日目】7月31日(土)
 昼の部・柳瀬川図書館、夜の部・ふれあいプラザ(マルイ8F会議室)
Ⅱ.ユダヤ人大量虐殺<ホロコースト>

1)オシフェンチム(アウシュヴィッツ)収容所の中にオーケストラがあった。

囚人たちの演奏によるバッハ・ヴァイオリンコンチェルト第二番第二楽章は
悲しいほどに美しい。
としたら音楽とは一体何なのだろう?

『パサジェルカ』 昼の部13:20~14:20 夜の部18:20~19:20
(64年、B&W、60分 アンジェイ・ムンク監督)

2)杉原千畝とホロコースト

『杉原千畝物語』午後の部14:50~16:35、夜の部19:50~21:35
(テレビ東京製作テレビドラマ) 

 
【開講三日目】8月1日(日) 柳瀬川図書館

Ⅲ.<ワルシャワゲットーの蜂起&ワルシャワ蜂起>

1)ゲットーの蜂起『聖週間』
(95年、カラー、94分 アンジェイ・ワイダ監督)13:10~14:44

ゲットーの蜂起を背景に、ユダヤ人女性をかくまうポーランド人家族の苦悩や、
周囲のポーランド人(とばっちりはごめんだとして、「密告」を企てるポーランド人も
含む)、ドイツ人などの姿を描く。

2)ワルシャワ蜂起『地下水道』14:50~16:25
(57年、B&W、95分、アンジェイ・ワイダ監督)  

63日間に渡るワルシャワ蜂起も敗北に終わり、下水道を通って逃げ延びようと
した1小隊の苦闘を描く。ワイダの出世作でもあり代表的な作品でもある。 

参考上映:『祖国を撮り続けた男~アンジェイ・ワイダ~』(NHKテレビ・ドキュメンタリー 09年)

※上映後のディスカッションタイムに『地下水道』に関連した部分のみ上映

●以下のプログラムについては別途掲載

第二部;日本編

【開講四日目】8月6日(金)13:00~17:00柳瀬川図書館

【開講五日目】8月7日(土)13:00~17:00柳瀬川図書館

             18:00~22:00ふれあいプラザ

【開講六日目】8月8日(日)13:00~17:00柳瀬川図書館


第三部;日本・ポーランドの終戦と戦後

【開講七日目】8月13日(金)13:00~17:00柳瀬川図書館

【開講八日目】8月14日(土)13:00~17:00柳瀬川図書館

【開講九日目】8月15日(日)13:00~17:00ふれあいプラザ※要午前からの検討

《問い合わせ先》Tel&Fax:048-474-8745  E-メール:y.yanagi26@gmail.com
                                @を半角に変える


★武蔵野市民学校は、ホームページがまだできていない。
応援のためできるだけこのブログに詳細を掲載予定。

2010年7月26日月曜日

広瀬隆講演会「今一度、二酸化炭素温暖化説はなぜ崩壊したか」

広瀬隆講演会「今一度、二酸化炭素温暖化説はなぜ崩壊したか」が
暑いさなかの24日、全水道会館で行われた。

1時半開始に大幅に遅れたが、参加した。
会場は大勢の老若男女でいっぱい。いや、老老男女か。
あまり、脱原発関係の人は見当たらない。
どちらかと言えば、9条関係? 平和関係?

でも、知り合いの若者も来ていた。
タイトルの今一度というのは、以前も同じ主催者「終焉に向かう原子力実行委員
会」で温暖化をタイトルにした広瀬隆講演会を行っているからだ。

ところで、一主婦が「まだ、まにあうのなら~私の書いた一番長い手紙」
(地湧社)を書いたのはチェルノブイリの原発事故の1年後、1987年のこと。

朝日新聞に大きく報道されたりして、50万部のベストセラーになった。

私も夢中で読み、50冊ぐらいをまとめて買い、友達に配った。
300円という買いやすく、手ごろなページの読みやすい冊子だった。

著者の書き下ろし後、19年経った「思い」を収録し、2006年に増補新版になっている。

著者甘蔗珠恵子さんがこの本を書いたきっかけは、広瀬隆講演会だったのだ。

私も広瀬隆さんの話を聞いて、日本の原発状況に愕然とし、広河隆一さんの
スライド講演を見て、チェルノブイリ現地の状況に衝撃を受け、市民運動に
関わっていくようになった一人である。

そう言えば、講談社刊「デイズジャパン」に広広コンビによる『四番目の恐怖』が
掲載、その後、講談社から単行本になったのもあのころ。
1987年から2000年にかけて多くのチェルノブイリ関連、脱原発関連本が出版
され、識者が語り、そして、雨後の筍のように反原発の団体が生まれた。

その後、日本ではゴミ問題をはじめとするさまざまな環境問題が起き、
また世界においてはアフガン戦争、イラク戦争が起き、地震、津波などの自然
災害も立て続けに起き、心ある市民にとって多くの痛みと共に忙しい時代が
到来。市民運動も多様化していった。
脱原発団体、チェルノブイリ救援団体も必然的にに縮小を余儀なくされ現在に至っている。

話がだいぶそれてしまったが、そんなかつて脱原発運動を担った人たちも
24日の会場にはいたかもしれない。

しかし、講演後の質問者の問いにはかつての人たちとはちょっと違う感じを受けた。
広瀬さんの話を聞いて、衝撃を受けた、という雰囲気が会場内に漂っていた。

OHPを駆使して次から次へと資料をスクリーンに映し出していく講演方法は
今も健在だ。

いや、今回はその進化というべきか。
動画を駆使した斬新な講演だった。

聞いたところでは、OHPを利用するための材料(フィルム)が入手困難になった
ところへ、いまどきパワーポイントも使えないとは、と同業者(?)に揶揄されて
一足飛びに動画のあるスクリーンへと移行したとか。

それなりの勉強をされたのか、あるいは便利なソフトがあるのか
それは知らない。

とにかく聴衆を飽きさせない。

以前もそうだったが、難点は次から次へと資料を繰り出すので
スクリーンに映し出されたものをすべて読みきれない。

でも、大事なところは大きな字で誰でも読めるように書いてあったから
読みきれないところは本を読め、ということか。

そう、この日は『二酸化炭素温暖化説の崩壊』(集英社新書)の出版記念を
兼ねていた。

新書なので値段も手ごろ。図書館にリクエストしてもよいかもしれない。
我が町の図書館はリクエストしてもほとんど買ってくれず、ほかの図書館から
の融通が多いが。


話の中で印象に残ったのを2つ。
広瀬さんは、早稲田大学理工学部出身で、
「大学・理工学研究所 創設70周年記念シンポジウム」に
講師の一人として招かれ、先ごろ講演をした。

1番目が経済産業省の人、2番目が広瀬隆さん、ほか企業の人たちが
続いたらしい。
家庭用燃料電池の話が主だったが原発の話をし出したら
経産省の人は帰ったそうだ。
これではダメだ。
まず、人の話も聞かなくては、よい知恵も浮かばない。

もうひとつは、昨年IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が主張してきた
二酸化炭素温暖化説がウソだったことに関して。

基礎となるデータを捏造していた、ということがEメールの交信記録から
明らかになり、アール・ゴアの書いた『不都合の真実』を暖炉にくべて
暖をとる夫婦の漫画が出たり(この漫画をスクリーンに映してくれた)、
大スキャンダルとなったのに、日本では断片的にしか報道されなかった。
(北海道新聞は報道したらしい)

私も、データ捏造の話は少しどこかで読んだ記憶があり、これはすごいことだと
その後の報道を期待したが、日本ではほとんど話題にならなかった。

マスコミ報道、国の姿勢、がっかりすることだらけだ。

2010年7月18日日曜日

絵本『おこちゃん』とおんなじ

銅版画家で作家の山本容子さんの絵本を娘がプレゼントされたのは

小学生のころだったか?

いや、中学生になっていたかもしれない。

娘が将来美術を専攻するとはそのころは思っていなかったが、
絵が好きなのは確かだった。

小さい子向きの本かも知れないが、中学生が読んでも、見ても十分に
楽しめる本だから、と贈ってくれたのだと思う。

今、私の年齢で見てもおもしろい。

先日娘の家に行ったとき、孫が次から次へと絵本を持ってきて
読め、という。

持ってくる動作がおもしろいらしく、3ページぐらいめくると
次の本、という具合。

その中の1冊に『おこちゃん』(小学館)があった。

娘がもらったとき、裏表紙はよく見なかった。
なんと裏表紙には孫が得意としているポーズと同じ絵が描かれて
いるではないか!

孫はまもなく、1歳と3か月になる。
このポーズを得意としていたころは1カ月前の1歳と2か月のとき。

まだ歩けなかった。

でもつかまり立ちすることはできた。

なにかのひょうしにこのポーズをしたらおもしろいことがわかり
たびたびするようになったらしい。

この前、我が家に遊びにきたときもまだ歩けなかったが
高バイというこのポーズのまま進むようなハイハイをしていた。

外に連れていったら、高バイで早い早い、どこまででも進んでいった。

どのみち、歩くのだからハイハイの時期が長いほど、きっと
体にとってはいろんな刺激をいい意味で与えるんだろうな、と
想像がつく。
なにしろ、人類は四つん這いの時代もあったのだから。
その名残りを受け継いでいるわけだ。

残念ながら、歩きだしてしまったので、あの早い高バイをみることはでき
なくなってしまったが。

おこちゃんは山本容子さんの自伝的絵本らしい。
本の紹介の中のコメント欄にこんなのがあった。

「あ、裏表紙、お見逃しなく♪」

2010年7月12日月曜日

母、選挙に行く

参院選が終わった。
選挙終盤のマスメディアの下馬評通りだった。

ネットやミニコミは違った感触であったがやはり少数派なのか。

がっかりして早々に寝てしまった。

一夜明けて、社民党が2人になっている。

もしや? と思っていろいろ結果を探してみたが
応援していた保坂のぶとさんではなかった。

残念至極だが、2人目は吉田忠智さんという大分県議出身の新人だった。
敬愛する作家・松下竜一さんが健在だったらきっと応援していたと
思うので、祝福したい。

もう一人応援していた、新潟選挙区の近藤まさみちさんも落選。
民主党の推薦を受けたのがアダとなったかもしれない。
民主党がこんなに人気がなくなるとは、立候補のときにはまだ実感
できなかったのではないか。
脱原発議員として期待大だったのにこれも残念至極。
捲土重来を願っている。


さて、表題のとおり、母は選挙に行った。
何年振りか?

先週、母のところに行ったら、いま7月か?
選挙はいつだ? といきなり聞いてきた。

政治も選挙も何の関心もなく過ごしていたと思っていたのだが、
施設の大きなテレビで、耳は聞こえなくとも文字は見ることができるので
なにか考えたらしい。

かつて母は熱心な○○党支援者だった。
選挙のたびに日本全国の親類縁者に、電話をかけていた。
親類の間では母の行動は有名だった。

母が信心していた宗教はその党を応援することになっていて
母や同志たちにとって、その行為は当然だった。

認知症になりかけ寸前のころ、母の信じていた宗教は総本山のお寺と会長との
喧嘩が勃発して、2つに割れどちらにつくか大騒ぎになった。

母は私たち子どもに、「ハガキや手紙がお寺からきても私は絶対に
お寺にはつかないからね」と繰り返し念をおしていた。

わかっている、と言っても、また同じことを繰り返していた。

自分が知らぬうちにお寺側にとりこまれたらどうしよう、という
恐怖心があったようだ。

母が買った墓地は、お寺の敷地にあったので自然的に無になってしまった。
わずかな蓄えの中から、お墓を買ったときはとても喜んで
私たちも一緒にその墓地を見にいったことがある。

認知症になる人とならない人の差は何か?
それはわからないが、母の場合、いろんな要素が考えられる。

妹夫婦との軋轢、かわいがっていた孫の成長、難聴・・・
もうひとつ、大きな原因が、自分の信じていた宗教の分裂にあったと思う。

同じ信心をしていた妹は母に比べたらはるかに信心の度合いが薄く、
冷静に分析していた。
母の読む新聞や幹部から聞かされることばは、相手を攻撃することばで満ち満ちているから、これでは、精神も安らぐこともなく、妄想も膨らむ、と言っていた。

それでも4年ぐらい前まではまだ、ときどきお題目をあげていた。

しかし、今はまったくそれはなく母の口から××学会のことも
○○党のことも、話題になったことはなかった。

何週に1回、ときとしてはっとするような正気なときがある。
と言っても母にとっての正気だが。

それが選挙に行く、だったのだ。

自分にかつての同志Kさんから連絡があったと。
Kさんが、立つらしいね。
まだテレビには出てないみたいだけど、という。

Kさんは立たないよ。
Kさんから新潟の姉を通じて、連絡はあったのは事実。

母が選挙に行くとは誰も思っていなくて、埼玉の○○党の人は苦戦だから
妹さんに頼んでください、と言われたとか。

その電話を姉からもらったその日に、母を訪問したとき、件の選挙に行く、
という話がでたのでそのタイミングに正直驚いた。

ともあれ、せっかく母が行きたい、と言っているのでかなえてあげたいと思い、井戸端会議で話をしたら、ご近所さんが車を出してくれるという。

その日の状況によってはまったく行けないかもしれない、ということは覚悟していた。

昼食後だったので、起きていた。
ややボーッとしていたが、選挙に行くよと言ったら、いやいやながら着いてきた。

母のところと私のところは選挙する場所が違う。
付き添うのは始めてなのでどこまで許せるのか?はなはだ疑問だったが、なんとかなるだろうと指定された小学校に行き、用紙を受け取る。

何回かの本人確認、担当者は付き添いの私のほうを見る。
はい、と何回か私が答えた。

最初は埼玉県の選挙。

ちらっと名前を見たがよくわからないらしい。
ちょうど一番上にあったのが、中東専門家の人。
候補者の中では私自身が投票したいと思っていた2人のうちの一人。
その人の名前を書こうとしていたので、そうだね、と小さい声で読み返してあげた。

次は政党名を書くんだよ、と言うしかなかった。

そしたら○○党でと書けばいいか? と私に聞く。
いいんじゃないの?と私。
ここで論争していたら私はどうなるの?お縄?まさか?
ま、よくわからないけどやばいことはしないほうがよい。

党を堂と書いたので党はこの字だよ、と
一覧の文字から教えようとしたら、とたんに面倒になったらしく
じゃ、お前が書けば、ときた。

○○があってれば無効票になることもないだろう。

というわけで、無事、母は選挙権を行使できた。

2010年7月10日土曜日

地球温暖化と核燃料サイクル政策について、各党にアンケート

<再処理止めたい首都圏市民の集い>に参加している「日本消費者連盟」「ふぇみん婦人民主クラブ」などの実行委員会が、地球温暖化と核燃料サイクル政策についてアンケートを行った。
その集計結果が公表された。
            
回答を寄せたのは、民主党、国民新党、社民党、公明党、日本共産党の各党。
未回答は、自民党、みんなの党、たちあがれ日本、日本創新党。

大きく3つに分けて質問している。

1.地球温暖化対策について 2.核燃料サイクル政策について
3.貴党の原子力政策の基本について

詳しくは下の表を拡大してみてほしいが、2の質問について;

 ◆原子力発電所から出る使用済み核燃料を再処理する核燃料
  サイクル路線について… 支持するかどうか?

 ◇支持する/民主党、国民新党
 ◇不支持/社民党、日本共産党
 ◇その他/公明党(原子力発電は過渡的エネルギーだから)

3の質問について;

 ◆原子力政策の基本は? 

 ◇原子力発電の推進/民主党
 ◇現在の原発はできるだけ早期に廃炉/社民党、日本共産党
 ◇大規模な新エネルギー開発投資/国民新党・注)答えになってないのでは?
 ◇その他(原子力発電は過渡的エネルギーである)/公明党

う~ん、大体予想通りだが、その他はありなのか?
都合がよいように思えるが、推進よりはマシか?

2010年7月5日月曜日

武蔵野市民学校―映画を学ぶ会

なつかしい映画会に行ってきた。

かつて、娘が高校生のころ、隣の市にある、武蔵野文化センターというところで
映画上映をときどき行なっていた。

ひょんなことからその映画会を知り、私も娘も時間の都合がつくと通うようになった。

今でこそ、シニア料金でほとんどのところは1000円で入ることができるが(岩波ホールは1500円)、1000円で映画を見られる、それも自転車で行かれるところにある、というのはありがたい存在だった。

なんと言っても娘のほうが時間があったので観賞したのは娘のほうが多かったと思う。10年も前の話である。

武蔵野文化センターといっても公のところではなく、個人が経営していた塾が母体だった。
塾をしながら細々と映画会や音楽会、講演会などを開いていたようだ。

口コミで、都内から通ってきている学生さんと会場で話したこともある。
学生は500円だったかな?
でも、大体、お客さんは2,3人。一人のときもあった。

『戦艦ポチョムキン』『羅生門』、チャプリンの映画などをそこで見た。
たびたびポーランド映画もやっていたがなかなか足を運ぶことができず、
そのうちそのうち、と思っているうちにそのビルは取り壊されることになった。

あるとき、その場所に行ったらそのビルはもうなく、武蔵野文化センターは
どこに行ったのかわからなかった。

ときどき娘と映画を上映していたあの人はどこに行ったんだろうね、と噂をすることはあったがいつの間にか忘れていった。

それが、昨年娘が出産で家に戻っているとき、あのなつかしいチラシを見た。

元気だったんだ、と親子で喜んだが、日程が合わなくてその時は行けなかった。
その後チラシも目にすることがなく、いつしかまた1年が経過。

先日、ご近所の方が図書館で行われた映画会に行ってきた、という。

6、7月上映予定のチラシを見せてもらったら、今度は行ける。
というわけで土曜日に行ってきた。

ポーランド映画の全貌シリーズ(4)『パン・タデウシュ物語』
監督アンジェイ・ワイダ
非常に面白かった。ネットで検索したらいくつか評判が出てきた。
文芸大作の完全映画化、とあった。
見た人の感想はどれも好意的。
「千の天使がバスケットボールする」というブログから;

  映画とはなにか。映画は、娯楽か芸術か。
  それを説明するなら、この『パン・タデウシュ物語』を1本観ればよい。
  この映画には、映像だけでなく美術、脚本、衣装、舞台、俳優、そして
  音楽。映画の娯楽性と芸術性をかねそなえ、尚且つ映画の真髄が、その
  すべてが154分にあますところなく凝縮されている。

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17日の『悪霊』もぜひ行きたい。

7月のプログラム
 7/3(土)ポーランド映画の全貌シリーズ(4)『パン・タデウシュ物語』
 7/4(日)日本喜劇映画特集 『真田風雲録』監督 加藤泰
 7/17(土)ポーランド映画の全貌シリーズ(5)
      『悪霊』'88年 カラー 116分 監督 A・ワイダ
      柳瀬川図書館(東武東上線柳瀬川駅徒歩4分)13:30~
      志木・いろは遊学館視聴覚室        18:30~
      ※会場によって時間帯が異なる
 7/19(月祝)アジア映画の魅力シリーズ(9)台湾編
      『戯夢人生』'93年 カラー 143分 監督 ホウ・シャオシエン
      柳瀬川図書館(東武東上線柳瀬川駅徒歩4分)13:30~

 参加費:無料(カンパ歓迎) 
 主催:武蔵野市民学校 TEL/FAX048-474-8745(兼岡)

著作権法違反ではないかと図書館側から言われたらしいが、文化庁に問い合わせたところ、無料でかつ主催者がどこからもお金をもらっていない上映ならなんの問題もない、とのこと。

しかし、そんなこと、図書館側が調べてくれて利用者の便宜を図るべきではないのか?
本末転倒だと思うが、とりあえず、適当な部屋代で図書館の視聴覚室を借りることができるのはありがたいと言っていた。

今はどの公民館も有料になり、経費がいつまでもつか?
それが目下の心配とのことだ。

2010年7月3日土曜日

参議院選挙・新潟の応援

埼玉が選挙区であるが、今回は故郷、新潟の応援をしている。

参議院で2期目をめざす近藤正道さん。

新潟には東京電力の柏崎・刈羽原発がある。
先の中越沖地震の際の原発のトラブルは記憶に新しい。

地震発生後ただちに現地入り、詳細な報告を行ってくれた。

近藤議員のweb「活動報告」、2007年7月に写真入りで掲載されている。

その後も、脱原発をめざし、自然エネルギーを推進するために
さまざまな活動を展開中。

ぜひ、再選を、と願っている。

近藤さんは出雲崎の出身だが、柏崎高校を出ている。

「東電共の会」世話役として、私たちの先頭に立って東電交渉の
窓口を引き受けてくれていた友達がガンに倒れ、志半ばで
この世を去ったことは以前、このブログ(2008年12月8日12月9日)でも書いた。

その彼女も柏崎の出身だった。

草葉の陰から彼女も応援しているに違いない。