2008年10月27日月曜日

サーファー人口200万人

この週末は充実した日を過ごした。

土曜日は反原子力の日にちなんだ集会に出席。

チェルノブイリ救援カレンダーが完成したので宣伝・販売という目的もあった。

今、日本の原発は55基もある。
どう考えてもこの狭い日本にそんなにあるのは異常としか思えない。

今ある原発は老朽化の問題が深刻。その上、どの原発も活断層の上に
建っていることが明らかになってきている。

昨年、中越沖地震で止まった柏崎刈羽原発。

東海大地震が目前か! と言われているのにそのそばに建っている
浜岡原発。

山口県が新規建設予定のための埋め立許可を出した上関原発。

さらに、高速増殖炉「もんじゅ」の運転再開が目前!

青森県六ケ所村の再処理工場の本格稼働も目前!

問題があり過ぎる日本の核事情を反映して、講演会も多彩な
内容となった。
出席者は約90名。見知っている顔も多いが若い人たちの顔も。

講演会後、原宿、渋谷界隈をパレード。
参加人数も少ないので街宣車は先導の1台。

沿道はいつもの土曜日と同じくたいへんなにぎわい。

ウグイスを少しだけ担当したので途中から、初めて車に乗った。
Iさんのアナウンスが、呼びかけ方に心がこもっていて
耳に心地よい。

私も心をこめたつもりだが、慣れていないのでどうしても
原稿の棒読み状態。自分でもすぐにわかったので
Iさんにまた交代した。
でも、そのまま車に乗っていたので楽なパレードを体験した。

「柏崎刈羽原発は動かさないで」などの大きな垂れ幕が車には
飾ってあり、人目をひいているのが車の中からだとよくわかった。

携帯で写真を撮っている人たち。

先導者の警察の車も珍しいのだろう、ついでに写真を撮っていた。

帰ったらテレビのニュースで柏崎方面に津波があったことを報じていて
ドキッとした。今回は地震ではなかったらしいが
パレードを見た大勢の人たちの中にもドキッとした人が
いたのではないか。

あの手この手を使って、原発推進、再処理工場推進の宣伝を
しているのだから、こちらもできるだけの訴えをしていかなければ
あちら側の思い通りになってしまう。

カレンダーも7部持参したうち6部は売れた。
残った1部はプロのサーフィン協会会長 デイヴッド・木下さんに差し上げた。

演者の一人でもあり、六ヶ所村の再処理工場について話をされた。
体格もたくましかったが、精神もなかなかにたくましい方のようだ。

「サーファー人口200万人(ちなみにダーツ人口600万人とか?)。
もちろんどのぐらいの人が核に関心を持ち、行動しているかはわからない。
自分も昨年まではほとんど関心がなかった。
でももし、事故がどこかで起きたとき、自分たちは実験台だ」
という話には説得力があった。

「コマーシャルで電力会社と持ちつ持たれつの関係にあるメディアには
期待できない。自分たちが動くしかない。
自然と接しているサーファーはやわな精神力ではない」
と言い切った。
頼もしい。

昨日の日曜日は子ども基金主催の「報告会&ビデオ上映会」
朝日と毎日のインフォメーション欄に載ったため、新しい顔ぶれも
見える。
こちらの報告は子ども基金のHPに追って掲載の予定。

◇神楽坂事務局だより
http://blog.goo.ne.jp/cherno1986jimukyoku/ 


そして、今日の月曜日は仕事が休みで、電車に乗って出かける用事もない。
11時~1時まで、ご近所との井戸端会議も終了。
これも実りある会議だった。

夕方、母のところで「運営会議」なるものがある。
過去2回共、家族は2,3人しか出席してないのに今日を入れて3回共出席する、
というのも少し面映ゆい。

用があれば、もちろん出席できないのだが、たまたま都合をつけられるので
出ている。

会議のあと、母に煮物でも食べさせようかと、といま、作成中だ。

2008年10月25日土曜日

反原子力の日に関連した集会などのお知らせ

今日の催し・お知らせ2件と明日のお知らせ
いろんなところに流していたのに自分のブログに書くのを忘れた。
今日の今日ではこれを見て行く人はいないだろうが
お知らせまで。明日はいるかもしれない、と希望的観測。

1, 反原子力の日東京集会
http://www.cnic.jp/modules/piCal/
国が決めた原子力の日は10・26です。
それに対抗して毎年「反原子力の日」として集会を開いている。
10月25日(土) 開場 1時15分 / 開始 1時30分   
パレード 出発4時30分 資料代 800円千駄ヶ谷区民館    http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kmkaikan/km_sendagaya.html  
JR原宿駅・地下鉄千代田線神宮前駅下車7分
どうなっているの?柏崎刈羽原発
 山口 幸夫さん(柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会)
高速増殖炉 もんじゅ 大島 茂士朗さん(大阪より/ストップ・ザ・もんじゅ)
六ヶ所再処理工場 澤井 正子さん(原子力資料情報室)
◎上関原発 山口泰子さん(ふぇみん婦人民主クラブ)
◎浜岡原発 浜岡原発訴訟団より
主催 原発とめよう!東京ネットワーク

2, ビデオ鑑賞会&チェルノブイリ最新報告会http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/index.html
10月26日(日)午後1:30~3:30
東京ボランティア市民活動センター(飯田橋駅ビル セントラルプラザ10F) 
資料代 300円 
ビデオ:『ザ・サクリファイス』(25分) 
   チェルノブイリ事故処理作業にあたった人たちのドキュメント
    (ビデオ制作 スイス)
報告会:子ども基金スタッフとボランティアによるスライド報告
    甲状腺ガンの手術後の子どもたちやほかの腫瘍病の
    子どもたちの夏の保養について
    日本から支援を受けている里子の家族訪問などについて
    
[主催]チェルノブイリ子ども基金 Tel/Fax 03-5228-2680

3, 小林晃写真展「軍艦の見える街--横須賀」  
25日(土)が最終日です。   
会場 東京YWCA会館 「御茶ノ水駅」より徒歩4分 
時間 9:30~18:30   
http://rd.yahoo.co.jp/egroups/050616info/3.html 

一応、全部参加のつもり。
お天気はなんとかもちそうでよかった。

2008年10月17日金曜日

芸術の秋&谷中霊園

昨日もおだやかな陽気だった。友人と2人
銀座の個展に足を運んだ。

娘の友達の木版画展。明日が最終日。
石川丘子さん。

場所は銀座松坂屋の裏通り。
ガレリア・グラフィカbisというギャラリー。

部屋の雰囲気と作品と全体に静謐感が漂っていた。

受付も誰もいなかった。人がいたら作品の雰囲気が損なわれるからと
無人にしたのかな。

作品の解説もなく壁面と作品のみ。

石川さんの作品には動物も登場するが、小さな彫刻(?)が何点か
そっと置いてあった。

一緒に行った友人は油絵を描いている。年に数回グループ展に出展
している。

油絵は大作が多いからか、こういう雰囲気の展覧会はほっとするね、と言っていた。

銀座界隈は高いので地下鉄の改札近くの回転寿司で遅い昼食をとった。
結構おいしかった。そのあと、お茶をして、友人は介護の仕事に向かった。
介護の仕事について、いろいろ愚痴も聞いた。また別の機会に書きたい。

私はひとりで、千駄木に。

知り合いのイラストレーターが芸工展2008にタイアップして参加企画。

吉田稔美・仕掛け絵本的のぞきカラクリ(ピープショー)展 in イリアス

穴からのぞくと立体に見える不思議なピープショー。
この機会にあなたも体験されたら。

いわゆる谷根千は1,2度しか歩いたことがない。

イリアスのある通りは初めてのところ。

行きは地下鉄の千駄木駅からお店に向かったが、帰りは日暮里駅をめざした。

とおりのお店を眺めながら、谷中霊園に。

ここが有名な谷中か。
桜の季節は特によいらしいが、この時期、あまり人通りもなかった。

徳川慶喜の墓や、市川団蔵など
著名人の墓が多いことで有名な谷中霊園。

お彼岸も過ぎたのに、あちこちのお墓に花があがっている。
霊園入口の花屋さんは明治3年、開業と書いてあった。

ネコもあちこちに。なかなか堂々としたネコたち。
お花と一緒にお供物も豊富にあがっているのだろう。

大審院初代院長の碑というのもあった。

今度は桜の季節にまた訪れたい。

2008年10月12日日曜日

脱原発東電株主運動の例会

私も会員の「脱原発・東電株主運動」は、ほぼ毎月1回、通信の編集・印刷・発送を飯田橋のぼらせんで行っている。

チェルノブイリ子ども基金は3か月に一度の季刊誌。やはり、印刷・発送はぼらせんで行う。

株主運動のほうは、前にも書いたが東電総会だけは欠かさず出席しているがそれ以外はあまり参加できていない。

子ども基金のほうは、ボランティアを募る立場だから、印刷・発送は率先してやらなければならない。

運動のスタートはどちらが早いかという株主運動のほうだ。私が関わったのも株主運動のほうが先だった。

12日に開かれた株主運動の例会には珍しく参加することができた。
いつものメンバー、なかなか揃うことも難しいが、この日は9人が参加。株主運動としては盛況だった。

子ども基金は毎回2500~3000通の発送を行う。
ボランティアを募って15人ぐらい集める。1日がかりだ。

株主運動の方は350通。あっという間に終わった。

今回、都合をつけて参加したのには理由があった。
前号において子ども基金の緊急募金のチラシをニュースに同封させてもらった。
その反響が意外によく、・・・こう書くと株主運動の会員の方には失礼かもしれないが、集会でチラシをまいても、ミニコミ誌に同封させてもらっても、当節は大きな反響というのは難しい。それでも少しでも募金につながれば、と思い働きかけは止めることはできない。
私が最初に市民運動らしきものに関わったのは、長男が誕生してまもないころの生協活動だった。
そのとき、組合員にいろいろ教えてくれた、生協の職員の言葉は忘れられない。

「組織というのは働きかけて働きかけてやっと維持できる。止めたら終わりだ」と。

生協活動も30年前と今では大違い。生協の職員の言葉を新鮮な気持ちで受け止めて実行する、なんていうのは時代遅れだ。班はなくなる一方で個配全盛の今、班での共同購入をを続けている私たちのグループは稀有な存在となっている。

話はそれたが、そんなわけで反響がとてもよく、さらに今月号でもカレンダーチラシを同封させてもらうので、何がなんでも参加したい、という気持ちだった。

カレンダーのほうもたくさんの方から申し込みがあるといいな、と願っている。

どの運動も毎回の地道な作業があってこそ続いている。



2008年10月10日金曜日

血圧、体温、まったく異常なし

木曜日、休みだったので、10時をめざして、母のいる「みんなの家」へ。
おやつは埼玉県・東松山産の梨を持参。品種はたぶん豊水だと思う。
これがなかなかおいしい。東松山にこんなおいしい梨があるとは知らなかった。

7人分に切り分けて爪楊枝をつけてタッパーに入れた。
ちょうど着いたらお茶の時間だった。ヘルパーさんに確認後、みなさんに渡した。
おいしそうに食べてくれた。

母は一人だけ、ごはんを食べていた。
前日、1日ハイの日だったらしい。
お隣の方が、ずいぶんいろいろ話してくれましたよ、私に。いつもお母さんはおとなしいですね、耳が遠いだけでほんとはよくしゃべるんですが。というのが私との会話だったから、話をしてくれたということがうれしかったらしい。

騙されて財産をなくされたんですって、大変でしたね。 は~、と私。

夜になって、眠れないからと睡眠薬を自分から要求されました、とヘルパーさん。

で、朝はぐっすり寝ていて起きなかったので10時の朝食となった次第らしい。

顔色もよく、おだやかな表情だった。午後から定期健診がある日で食後、体温と血圧を測ることに。母のそれはまったく正常。

あれだけよく寝ていたら、エネルギーをたくわえてまだまだ長生きするだろう。

ガン闘病中の友人。経済的事情で仕事を止められない妹のガンの再発・・・。

今、大変な状況にいる2人のことを思い出してつい比較してしまう。

でも、まあ、母の体が元気なだけでも救いか。

2008年10月8日水曜日

池袋「新文芸坐」

噂には聞いていた。池袋は近いし。
でも、入ったことはなかった。

この間、初めて入ってみた。

きれいな映画館だった。ロビーも広い。同じ名画座でも飯田橋のギンレイとは雰囲気がずいぶん違う。
どちらも2本立てというのは同じ。

客層は全然違う。

ギンレイは平均した客層、どちらかと言うと若い人、女性がやや多いか?

たまたま7,8年前に飯田橋に市民運動の共同事務所を借りることになって、ギンレイとのつきあいが始まった。ギンレイシネマ券(1年単位)、それも団体券というのを購入し、10人ぐらいで共有して格安で見ることができた。
2本立てとは言え、2本いっぺんに見ることはなかなかできないが、2週間は同じ映画だったから時間の都合がつけば、シネマ券があるので2週間の間に見ても費用は別には発生しない。

みんなで団体券の費用を割り勘して購入したのは3年か4年だったか、続いた。

次第にそれぞれ映画館に入る時間がなくなり(何でだろう?)、みんなで買うのは止めた。

それから、ほとんどギンレイには行くことがなかった。

昨年、思いがけず、基金の事務局が飯田橋に移り、また行ける! と期待したがまだ2回ぐらいしか行ってない。
せっかくすぐ近くを毎日通っているのだから、行かなければ。


新文芸坐のほう、こちらの客層は断然男性、それもかなり高い年齢層。
まだ1回行っただけで判断するのはおこがましいが。

映画館が1種の社交場のような雰囲気だった。別にお互い会話しているわけではない。
いかにも同好の士の集まり、そんな感じ。

また、映画の組み立て方がギンレイとは全然違う。

たとえば、***特集、と名付けたら、毎日違う映画を1週間とか。
つまり同じ客を毎日でも映画館に通わせる方針らしい・・・

いや、これも1日入っただけで、判断するのはおこがましい。

文芸坐は一度閉館になったが、その後在日の篤志家が資金を出し、今の新文芸坐が復活したのだそうだ。
まだ行ったことのない人は行く価値のある映画館だと思う。

私がまったく偶然に見た映画は「運命じゃない人」
これが、なかなかおもしろい映画だった。

映画の次は芝居のことを少し。

風煉ダンス公演「快速船」
http://www.furen-dance.com/

これに娘が出ることになった。明日から始まる。

風煉ダンスというのはグループ名で、ダンスの公演ではない。お芝居だ。
以前、1度だけ娘の芝居を見に行ったことがある。それが風煉ダンス公演だった。
そのときは泥子という名前の役で全身泥を塗っていた。

今回は安部公房原作だという。何の役か聞くのを忘れている。
生バンドつき。舞台美術も一見の価値あり。
肝心の芝居は? それは見てのお楽しみ。

2008年10月2日木曜日

チェルノブイリ救援カレンダーに日本の原発も

あっという間の1週間だった。

3か月に一度の子ども基金ニュース発行と年一度の大イベントであるカレンダー作成、 両方が重なり、いつにもまして、忙しい日々だった。

チェルノブイリ事故23周年・救援カレンダーは申し込み受付中。
http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/index.html
広河隆一さんの写真を使って、1996年版より作り始めて来年で13作目。
2009年版で初めて日本の原発もとりあげている。

救援活動をしながら、日本の私たちが原発事故にあったら、たまったものではない。
しかし、原発大国日本。その恐れは十分にある。
地震は今の科学では止められないが、原発は人間が止めることはできるのだ。
自分たちには関係ない、と思わないでほしい。

できあがるのは10月下旬になる。出来上がったら画像も順次基金のwebにアップの予定。


さて、これが終わったら、これが済んだら、家の中のあれを片づけて、これを片づけて、と、計画はあるのだが、時間切れで何も変わらないまま、というのがここ何十年(?)ものパターンだ。

若いときは引っ越しも何回も経験して、そのときは大変でもそれなりに思い切りがつく。片づけざるを得ない羽目に陥れば、人間なんでもできる。

娘が生まれた年に、ここに引っ越して、早26年か27年。娘は何歳だ?
自分が生まれ育ったところより、どこよりも一番長く今の住居にいるわけだ。

何十年も箱にしまったものもある。

リサイクルグループ「カリーナ」としてよそ様には、品物の提供を呼び掛けて、
チェルノブイリ救援のためのバザーを年に2回開いている。

そろそろ、自分自身も出品するほうに参加しようか。
ちなみに買うほうはいつも率先して参加している。
だから、品物が増えるわけだ!