2015年5月14日木曜日

歯医者さん

5月11日の話---

1週間ぶりに母のところに行き、いつものように手と足の爪を切る。
持って行ったリンゴを渡したら2切れ食べた。
館内を少し散歩。

そのあと、すぐに昼食の時間だったが、母はベッドに直行。
ここのところ、私も疲れていたので母のベッドの端のほうでやや仮眠。
それから食事の場所に連れていった。

最近の母は長時間同じことをしていられない。
ご飯を食べている途中でもふと立ち上がる。
母といる間に、電話が何本かかかり、母はウロウロする。
私の、心ここにあらず、というのを見抜いているかのよう。

ご飯が終わるまでいるとあと1時間はかかる。
途中で帰ることにした。予定があったから。
その予定とは歯医者。

2週間ぐらい前に固いものを食べたときに差し歯がグラッときた。
その後、食べるたびに痛みが続いていたが、噛んだあとしばらくすると痛みが薄らぐので
ごまかしていた。

とうとう、とれそうな感じになってきたので、とれる前になんとか
接着剤でくっつけてもらえないかな?
なんていったて、差し歯は高い!
と思って。

初めの差し歯は保険だったような気がする。
すごく歯が悪く、東京に出てきて最初の職場は新宿東口駅前だった。
そこには二幸というビルがあり、その中に診療所があった。

ほっておいた虫歯がもうどうしょうもなく
いっせいの治療という感じだった。
年配の歯医者さんは優しく、社会に出たばかりの娘はお金がないだろうと
すべて、保険で治療してくれた。
そのとき差し歯も作った。

その後、2回その前歯の差し歯を変えた。
年齢と共に歯茎がやせてきたりしてあわなくなるのだ。

しかし、近年は落ち着いたのか
その歯は持ちこたえていたのに---

あわてて電話をして、11日の5時半に入れてもらった。
開口一番、これは重傷だ。話が違うね~と。

時間がかかるから最後にします、とのことで
待つことしばし。

差し歯そのものは大丈夫だったのだが、元の歯のほうが
折れているそう。さらに化膿もしていると。
(だから、痛みがあったわけだ)
よくある話で、差し歯の土台になる元々の歯は神経を抜いてあるのでもろくなっている。

折れたその歯に差し歯がひっかかっており、やっかいなことになっているよ。

でも、こういう、現状を打破する、という仕事
きらいじゃないんだよね---と何やら独り言。

レントゲンも撮り、麻酔もして、とにかく抜いて元の歯を消毒。
このまま帰すわけにはいかないから、仮歯を作ってしまおう、と
即、とりかかってくれた。

さ、いいよ、と言われて立ち上がったところで、
いや、ちょっと待ってと上下左右から仮歯を眺め
悪いけどもう一度座って。
また、少し調整。
うん、今度は前よりよくなったと、満足そう。

帰りがけ、領収書の裏に歯のイラストを描いて説明してくれた。
指みたいに見えるところが唇側です。赤いところが化膿していたところ。









1週間後に次の予約をした。

こちらから何も言わないのに、保険でやっとくよと言われた。
ありがたい!
















わけのわからない歯のイラストだけではなんなので、
久米島月桃の花の写真を掲載。

島のお母さんにこの前いただき、
かばんに入れて帰ったところ、なんと、
こんなきれいのまま、家に飾ることが!