2010年9月27日月曜日

母の入院

絶好調だと思っていた母が入院した。
病名は腎盂炎。

高熱を発したので
昨年の腎結石騒ぎをとっさに思い浮かべたに違いない
母の施設では、昨年と同じ病院に連れて行ってくれた。

ちょうど、基金ニュース印刷の真っ最中で、飯田橋のぼらせんにいた。
後をほかの人にまかせて、病院にかけつけたときには、
CTスキャンも血液検査もすべて終わっていた。

炎症以外は特に悪いところは見当たらない。
石もないです。
肺もきれいです。
尿が汚れていますので、腎盂炎でしょう。
念のため1週間程度の入院を、という見立てだった。

「でしょう」というのは腎盂炎特有の痛さを訴えていない
からだと。

ネットで調べてみると、背中の肋骨のあるたりを押すと
すごく痛がるところがある、などと書いてある。

昨年と違って、手術とかではないので、とりあえず抗生剤の点滴だけ。
比較的穏やかに病院で過ごしている。

それでも点滴を勝手に抜いたりしたので、場所を変えたりして
針を入れたところが青あざのようになっている。

そのところを見せて、ここは殴られた場所だ、と私に訴える。

昨年は、こんなに殴る蹴るをするいえにはもういたくない、と
強く訴えたことを思えばかわいいものだ。

退院という話が出たので、もうすぐだね、と母に伝えたら
いくらかかるか?
とお金の心配をし出した。
いたって健全な頭だ。

十五夜を昨年も今年も病院で迎えた。
なぜ、覚えているかというと
夕食に「今日は十五夜です」と書いたカードと共に
三色団子が出たから。

母のいる施設内は冷暖房完備。
いつ行っても快適な温度だ。
今年の酷暑も関係ないと思っていたが
そうでもなかったのか?

お彼岸に義父の墓参りに行ったが、その時会った
義母は1か月前より確実に衰えていた。

私の母は88歳。義母は5歳上だ。

ご近所の母上が93歳で先日亡くなられた。

お年寄りにはやはり夏の暑さはこたえるのだろう。

2010年9月19日日曜日

このごろ(つづき)

先週はなにかと忙しかった。

7月より手がけていた来年のチェルノブイリ救援カレンダー、
どうにか一段落。
あとは、再校がありそれがすめば印刷に。
10月8日には完成の運び。
すでに子ども基金のHPで予約受付中

月曜日、エスペランチストでマジックが得意のF氏より
今までの活動報告「冊子」が届く。
題して『F氏のエスペラントマジックわくわく訪問記』
HPに詳しい活動が載っている。
ヤーデム(日本エスペラントマジック友好協会)

そうだ、とおもいたち、母の施設でマジックショーをやって
もらうことを企画。
F氏は仕事の合間に今も老人ホームを慰問している。
こちらの申し出も快諾。
施設側も大変喜んでくれて11月に決定。楽しみだ。


木曜日、久しぶりに小田原の海を見た。
毎年、2月には「国際交流フェスタ・小田原」に参加しているのだが
小田原といっても広く、2月のイベントは国府津という駅に近いところが会場。
海は見えない。

子ども基金の江之浦支部がある場所はJR根府川という駅が最寄り。
ホームに下りるとそこは絶景の海が広がっている。
チェルノブイリ救援に関わって以来、この根府川には何度来たことか。

くる度に目が洗われる思いだ。
田舎の海、直江津とか柏崎とかも見る機会があるが、
日本海と太平洋では同じ海でも感じが違うように思う。
 
それはともかく、その日獲れたばかりの鰯とイカを
ごちそうになり満足。(磯料理・うしお


金曜日、来年4月のチェルノブイリイベントの会場申し込みに行く。
決定は10月1日。
事故25年という節目の年。希望の日が取れるといいのだが。


土曜日の午前。
子ども基金の運営会議。
夏の現地保養の報告と来年の事故25年目の取り組みに
ついて話し合う。

土曜日の午後。
下町にある東京大空襲・戦災資料センターの見学。

東京大空襲の惨状を次世代に語り継ぎ、平和の研究と学習に役立つ
ことを願って、2002年、戦禍のもっとも大きかった江東区北砂の地に、
多くの方々の募金によってつくられた民立民営の
東京大空襲・戦災資料センター

学芸員の山本さんの話を聞きながら5人のグループで見学。
私たちのほかに4、5人の方たちがいらした。
その中の一人、年配の男性が学芸員のさらに補佐みたいな
形で話の中に入ってきた。
ひょっとしたら学芸員より空襲について詳しい?
と思ったのもどうり、この地で空襲にあったご本人だった。

10歳のとき、一家5人で避難したが、
家族ばらばらに逃げたうち、祖母だけが死亡。
あとの家族は幸いに助かった。
川に飛び込んだとき、お父さんと一緒だった。
水をかけてないと火が頭についてしまうから
お父さんは必死で息子を抱きかかえながら(川が深かった)、
水もかけ続けていたとか。
この資料館には初めていらしたそう。

空襲の飛行機がどこから飛んできたとか、いろいろ詳しかった。
詳しいですね、と感心して聞くと、
いや、ヒマだからね、と照れていらした。

見学の後は山本さんからカリフォルニア大学バークレー校に
行ったときの話を聞いた。
館長の早乙女勝元さんとともに、空襲の話をアメリカの市民や学生に話した。
原爆は知っていても、空襲については知らない人がほとんどとか。

そうだと思う。
私自身も、新潟県内では、長岡が空襲にあった、ということは
聞いているが、内容についてはほとんど知らない。

センターには東京の空襲だけでなく重慶の空襲(日本が加害)などの
資料も展示されていた。

まず、なにごとも知ることからだ。

明日は彼岸の入り。
連れ合いの父の墓参りだ。

そうそう、今日は小田原でもらったハウスのみかんを
母のところに持っていった。
食べられる人はみんな大喜び。
母だけが、こんな小さいみかん、と文句を言いながら食べていた。

2010年9月15日水曜日

このごろ

民主党の代表選が終わった。

菅さんと小沢さんとどっちがいいか、と問われれば
小沢さんを応援していた。

かつて、田中首相の下、日本列島改造論を進め
以降、日本は大きく変わったと思っている。

日本全国どこも大型店が出店し、従来からあった商店街が
根こそぎ精気を失っていった。
駅前はどこもかしこも似たような町ができた。

合理化? 西欧化? 大型化? 
個性を失った日本の町を作ったその張本人のことは忘れない。

しかし、過去のことを言っても始まらない。
今、どういう考えなのか、それが大事だ。

パート先の若い女性が小沢さんでなくてよかったわね。
と話しかけてきたので、
あら、私は小沢さんを応援してたのに、と冗談めかして応じた。

どうしてですか?

だって、少なくとも小沢さんはアメリカのいいなりにはならないでしょう?

でも、お金の問題がまだ片付いていませんよね?

あれは、はめられたのよ。

えっ?

考えてもみなかったことなのだろう。

私の周りで小沢さんを応援している人初めてです、とも言った。

**さん、どっち応援してました?

側にいた同僚は、どっちでも・・・、と。

彼女は政治に関心があるだけでもよいほうか?

今回の選挙でもサポーターの票が小沢さんのほうには
流れなかったようだ。

小沢さんのカネと政治については、前述の彼女と同じように思っている人が
多いということなんだろう。

連れ合いがこのたびは珍しく小沢支持だった。
ついに彼も少数派になったのか!?

2010年9月10日金曜日

9月の映画会 ―後半 9/20、23 <武蔵野市民学校主催

9月前半のプログラムについては先日掲載した。

4日の『鉄道員』、さすがに名作だけある。
10人の方が参加。
みなさん満足されたらしい。

明日はポーランド映画『婚礼』『宿屋』の2本立て。

さて、後半も映画会があるとのこと。

どちらも祭日。
お彼岸中であるが、時間のやりくりをして
なんとか一つでも行きたいと思っている。

☆場所は志木・柳瀬川図書館2F 視聴覚室(東上線柳瀬川駅徒歩4分)


【戦後日本名作映画史シリーズ⑩ ’60年代そのⅣ】

9月20日(月・祝)
『名もなく貧しく美しく』 ’61年、B&W、130分 開始 13:10~
監督・脚本;松山善三 撮影;玉井正夫 音楽;林光
出演;小林桂樹 高峰秀子 
◆ろうあ者夫婦の姿を感動的に描く

【世界名作映画の旅シリーズ⑬短編映画特集】
9月23日(木・祝)
Part.1<フランス編> 13:10~
 
①『あこがれ』 ’57年、B&W、20分
監督・脚本;フランソワ・トリュフォー
出演・脚本;ベルナテッド・ラフォン
 
 ②『水の話』 ’58年、B&W、13分
  監督;ジャン・リュック・ゴダール
  出演・脚本;フランソワ・トリュフォー

③『ふくろうの河』 ’62年、B&W、36分
監督・脚本;ロベール・アンリコ
◆カンヌ映画祭短編 パルムドール

Part.2 <ポーランド編> 15:00~

①『パーティをつぶせ』 ’58年、B&W、15分
監督・脚本;ロマン・ポランスキ
◆ウッジ映画大学卒業制作

②『デブとやせっぽ』 ’60年、B&W、23分
監督;ロマン・ポランスキ

③『ほ乳類』 ’59年、B&W、18分
監督・脚本;ロマン・ポランスキ
出演;ヘンリク・クルパ

Part.3<日本編> 16:00~
①『憂国』 ’65年、B&W、28分

監督・脚本・主演;三島由紀夫

参加費 無料
会員募集中
(問い)Tel/Fax 048-474-8745

2010年9月8日水曜日

国の原子力委員会が原子力政策の意見募集!

9月になって、こんな意見を募集していると、複数の人から
メールがあった。Yさんからのメールを転載する。
私はメールをもらうまでまったく知らなかった。

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◎原子力政策大綱の見直しに関する意見を募集!

国の原子力委員会は、原子力政策の基本方針であり、2005年10月閣議
決定された「原子力政策大綱」を見直す必要があるかどうか、一般からの
意見を募集しています。
募集期間は7月27日から9月21日までです。
国民一人一人が、『見直しの必要性の有無とその理由・意見』を、国に伝える
ことができるのです。
みなさんも日頃から思っていること、考えていることを、意見として
提出してみませんか?

現在の原子力大綱は、
・2030年以降も電力の30~40%以上を原子力が担う
・核燃料サイクルを着実に推進
・2050年ごろから高速増殖炉導入
などを定めています。

====================

【1】提出する意見内容・要領
(1)氏名
(2)年齢(該当部に○):20歳未満 ・ 20歳代 ・ 30歳代 ・ 40歳代 ・
50歳代 ・ 60歳代 ・ 70歳代 ・ 80歳以上
(3)性別(該当部に○): 男 ・ 女
(4)職業
(5)連絡先  ・住所:    ・電話番号:
  ・FAX番号または電子メールアドレス:
(6)現行原子力大綱の見直しの必要性について(該当部に○)  
  ・必要有り  ・必要無し
(7)見直しの必要な(または必要でない)理由(200字以内) 
(8)ご意見(9))の概要(100字以内)
(9)見直しが必要と回答された場合、見直しのあり方や個別施策
 意見(参考となる文献、資料等があればご送付ください。)(200字以内)
<留意点>
・日本語でご記入ください
・複数の意見を記入する場合は、1件ごとに別の用紙にご記入ください
・上記(1)~(9)の事項の記入漏れや本要領に則して記述されて
 いない場合には、無効扱いとなる場合があります
・ご意見につては、電話での受け付けはしていません

【2】締め切り
平成22年9月21日(火)17時まで(郵送の場合は同日必着)

【3】提出先
◆郵送の場合
住所:〒100-8970 東京都千代田区霞が関3-1-1
内閣府 原子力政策担当室 原子力政策大綱・意見募集担当 あて

◆FAXの場合
FAX番号:03-3581-9828
内閣府 原子力政策担当室 原子力政策大綱・意見募集担当 あて

◆ホームページ入力の場合
ホームページアドレス:https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0011.html
ホームページのフォームに従い、入力ください。
【4】提出した意見について
・頂いたご意見は、検討の参考にさせていただきます。
なお、頂いたご意見に対する個別の回答はいたしませんので、予め御了承
願います。
・頂いたご意見は、氏名、年齢、性別、職業及び連絡先を除き公開する
ことがありますので、予め御了承ください。
ただし、ご意見中に、個人に関する情報であって特定の個人を
識別し得る記述がある場合。及び個人・法人等の財産権等を害する恐れが
あると判断される場合には、公表の際に該当箇所を伏せさせていただきます。
・氏名、連絡先等の個人情報については、頂いたご意見の内容に不明な
点があった場合などの問い合わせをさせていただくため、御記入いただく
ものです。御記入いただいた情報は、今回の意見募集以外の用途には
使用いたしません。

【5】問合せ先
内閣府原子力政策担当室 迫田、石沢、小森
tel.03-3581-6688  fax.03-3581-9828

◆現大綱の詳しい内容や、意見の提出要領は、こちらのサイト
見ることができます

****************************************************************

さらに、Yさんからはこんな補足が。

この意見を募集されている「内閣府 原子力政策担当室」に電話で確認
しましたところ、7月30日の朝日新聞の小さな記事にパソコンを使っての
募集情報を掲載しただけで、広く知らせる広告などは出されていないという
ことです。個人が広く情報を広めることに関しては、「お願いします」と
言ってくださいました。
みなさん一人一人が、この情報を広めてみませんか?

参考;原子力資料情報室
 <原子力政策大綱の見直しを求めよう!
 <原子力委員会での原子力情報室の発言要旨

2010年9月2日木曜日

9月の映画会<武蔵野市民学校主催

この映画会のことは7/5、7/29、8/5、8/7のブログで書いた。

8月は特に親子で学ぶ第2次世界大戦と銘打った特集を
主催者は組んだのだが、私の知る限り親子はまったくいなかった。
毎回見たわけではない。

カティンの森はさすがに最近の話題作だったので
たくさんの人が来場された。
それでも25人ぐらい。
ほかの日は大体、5、6人か。
なじみの人が4、5人で初めての人が1人か2人、という感じだった。

入場無料だが、会場費などの経費はカンパで賄っている。
なかなか厳しい状況のようだ。

でも、主催者はこれぐらいではめげていない。
9月も映画会を実施するという。

以下、プログラム

☆場所はすべて志木・柳瀬川図書館2F 視聴覚室(東上線柳瀬川駅徒歩4分)

【世界名作映画の旅シリーズ⑫イタリア編】
9月4日(土)  
『鉄道員』1956年、B&W、115分 開始 13:10~
監督;ピエトロ・ジェルミ
原案 脚本;アルフレッド・ジャンネッティ
出演;ピエトロ・ジェルミ  エドアルド・ネヴォラ
◆イタリア映画の巨匠・ピエトロ・ジェルミ自身が鉄道機関士を
演じた感動の名作

『自転車泥棒』1949年、B&W、115分  開始 15:15~
監督;ヴィットリオ・デ・シーカ

原作;ルイジ・バルトリーニ
出演;ランベルト・マジョラーニ  リアネッラ・カレッリ
◆ネオ・リアリズム映画の代表傑作

【戦後日本名作映画史シリーズ⑨ ’60年代そのⅢ】
9月5日(日)
『けんかえれじい』1966年、B&W、86分  開始 13:10~
監督;鈴木清順  原作;鈴木隆  脚本;新藤兼人
出演;高橋英樹  浅野順子 ◆痛快青春ドラマ

『秋刀魚の味』1964年、カラー、113分  開始 15:50~
監督・脚本;小津安二郎  脚本;野田高梧  出演;笠智衆
◆巨匠、小津安二郎の遺作

【ポーランド映画の全貌シリーズ⑥】
9月11日(土)
『婚礼』1973年、カラー、106分  開始 13:10~
監督・脚本;アンジェイ・ワイダ
原作;ダニエル・オルプリフスキ エヴァ・ジエンテク
◆20世紀を目前に控えた1900年。結婚披露のパーティーは、
一晩中飲み、踊り明かされる。夢ともうつつとも区別のつかぬ中、
歴史的人物の亡霊たちが現れ、蜂起の命令を出すよう告げる

『宿屋』1973年、カラー、105分  開始 15:10~
監督;イエジー・カヴァレロヴィッチ
◆第一次世界大戦勃発の初日。宿屋を舞台にユダヤ人社会を描く
参加費:無料
主催:武蔵野市民学校 Tel/Fax 048・474・8745
               メール y.yanagi26●gmail.com
               (●を@に変える)