2010年8月26日木曜日

国民的行事(?)夏の帰省―その1

まもなく、暑い暑い8月も終わりに近づいている。

我が家のこの夏一番の行事はお盆の帰省だった。
母と娘と孫と私と4世代の民族大移動。
田舎の甥による送迎車付きだから、大とつけるほどではない。

母にとっては約2年半ぶりの旅行。

もちろん、1歳3か月の孫にとっては初の新潟旅行。
孫は都内近郊は言うに及ばず、両親の実家がある埼玉(つまり我が家)、
千葉方面にはゼロ歳のときからひんぱんに行き来している。
うば車という愛車で。

ともあれ、14日に埼玉を出発して、16日の月曜日に無事一同帰宅。

施設にいる母と横浜に住んでいる娘たちの都合もあり、
早朝、深夜の移動はできず、暑いさなかの昼間の移動だった。
この夏は高速千円という料金が、土日しか適応されないというので
混むことが予想されたが、案外往復共空いていた。

2年半前、田舎から我が家に母を連れて来る時も、同じ甥が運転して送ってくれた。
そのときは、(車から)下ろしてください、下ろしてください、と叫び続け
高速道路を走っているとき、ドアを何度も開けようとして往生した。

自宅には、永遠に戻れないと察知していたのかも知れない。

その前、私の友達が車に乗せて連れてきてくれたことがある。
そのときは、単に旅行、と分かっていたのだろう。
暴れることはなかった。
嘘かほんとか、という言葉を入れた替え歌(?)を終始歌い続けていた。
中身がまた嘘かほんとか分からないようなことだらけの歌だった。
私たちは飽きることない母の歌を聞かされて埼玉に到着したっけ。

今回初めて母を助手席に乗せてみた。
いつも後ろの席で何人かと乗り合わせるより、視界も開けているし
乗り心地がよかったのか、大人しかった。

車には何度となく乗せている甥は、今までおばあちゃんは、
寝たことがないですよね、と言った。

しかし、座席を倒して、寝ていいんだよ、と声をかけたら
すんなり寝た。

孫も乗ってすぐに寝た。

子どもと年寄りはおんなじというがその通り。

甥と私と娘と、3人の成人は、2人が寝ている間に
楽々とおにぎりを食べることができた。

2010年8月18日水曜日

緊急転載「福島第一原発3号機へのMOX燃料装荷をやめろ!」

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 福島第一原発3号機へのMOX燃料装荷をやめろ! 

     8.21現地行動 (実施のお知らせ)

佐藤雄平 福島県知事は、広島に原爆が投下されて65年目の8月
6日、東京電力が運転開始から34年過ぎたオンボロ炉である福島
第一原子力発電所3号機で計画したプルサーマルの実施を受け入れ
ました。

そして、東電は、長崎にプルトニウム原爆が投下されて65年目の
8月9日、まもなく製造後満12年となる賞味期限切れのMOX
(プルトニウム)燃料集合体32体を8月21日(土)に原子炉に
入れると、国に届け出ました。
すでに、国は、品質検査データが非公開のままの疑惑の燃料でもあ
るこれらの燃料に10年前、使用合格の判定を出しています。

東電が予定する8月21日のMOX燃料装荷が迫ってきました。
このまま進むと、日本のBWR原発では初めてとなるプルサーマル
が強行されてしまいます。

そこで、脱原発福島ネットワーク http://nonukesfuk.exblog.jp/
は、装荷当日の8月21日(土)の日中、福島第一3号のある福島
県双葉郡大熊町で
 「福島第一原発3号機へのMOX燃料装荷をやめろ!
  8.21現地行動」

と称し、現地集会と東電への装荷中止の申し入れを行います。

8月21日(土)
 10:00~11:00 MOX燃料装荷の中止を求める集会
    会場 大熊町商工会館 2階多目的ルーム
        (JR常磐線 大野駅西口から徒歩2分)
     地図  http://tinyurl.com/34trmcp
 12:00~13:00 東京電力への申し入れ
     場所 福島第一原子力発電所正門前
今回は土曜日の日中に行います。首都圏や仙台の方でも日帰りで参加できます。

皆さまには万障お繰り合わせの上「電気のふるさと」での意思表示
に参加されますようお願い申し上げます。
とりわけ、鳴り物、パフォーマンス、各種市民メディアの方々のご
来訪をお待ちしております。
※ 上野からの始発特急(いわき駅乗り換え)で行くと、
  会場着10:15頃になりますが、途中からの入場も歓迎
  します。
※ 集会でアピールを読み上げたい方、東電に申し入れ文を
  手渡したい方はご用意ください。
※ 8.21現地行動の告知チラシ (PDF 1.2MB)も
 出来上がりました。下のページにてダウンロードできます。
 http://nonukesfukushima.web.fc2.com/2010_08_21.htm
(このメールの内容を、関心ありそうな方・ML等への転送、ブロ
 グ・SNS・BBS・紙媒体等への転載、チラシの印刷・配布、
 ツイッターやストリーミング等でのつぶやき、などにより告知く
 ださるとありがたいです。ご協力お願い申し上げます)
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2010年8月12日木曜日

老人ホームの行事

老人施設も、保育園などと一緒でいろんな行事がある。

先日は納涼会があった。

職員による、綿アメ、焼きそば、フランクフルト、かき氷、ヨーヨーつり、
わなげ、などなど、一般の祭りと変わらないようなお店が出現。

4階まであるそれぞれのエレベーターホールを目いっぱい使っての
にぎわいだった。

入居者は喜んで参加する人と、あまり関係ない人とに分かれる。
その比率、半々かいや、喜ぶ人のほうが少ないかも知れない。
それでも職員のみなさんは精一杯いっぱいの企画を立て、行なってくれる。

母は誘っても行かない、とガンコに言い張っていたが
無理やりひっぱって、カキ氷を半分ずつ食べて、ギターと歌を聴いた。
母は耳が遠いからほとんど聞こえない。
何のことはない、私が楽しんだ。

職員のお子さんや入所者の小さなお客さんたちは喜んでいる。

町内会の婦人部による、ふかしたての饅頭も配られた。

手作りみこしがホーム内を回り、盛り上がった。
みこしも職員の方たちの手作りだった。

入所者には焼きそばやコロッケなどひととおりがふるまわれ、
それが夕食だった。でもそれだけではお腹が空くだろうと
後でおじやもでたらしい。
いたれるつくせりの納涼会だった。 

その次の週は流しソーメンの会。

家族の方もどうぞと誘われたがあいにく参加できなかった。

母も参加しなかったらしい。
とにかく、寝ていたいのが先にたつ。

でも、少し前、初めての外食会に参加。
こちらは私も参加した。

母のグループから4人、隣のグループから1人参加。
合計5人に対して、つきそいは私も含めて8人。
その中には非番の人(ボランティア参加?)が3人。

母は例によって、行きたくないとダダをこねていたが、
無理やり車に乗せた。

職員だけだとそう無理強いもできないだろうから、結局
参加しないことになるが、家族が一緒だと可能になる。

行き先はファミレスだったが、案外遠く車で約30分、
川越街道沿いにその店はあった。

立派な家を眺めたり、お庭を眺めたりしながら
ちょっとしたドライブ気分。
「いいわね~、毎月でも企画してよ」と元気な人が
職員に言っていた。
母のように一言も発しない人が約2名。

すでに注文はあらかじめとってもらっていたので
次々とごちそうが運ばれてくる。

あんなにいやだ、寝ていたい、と言っていた母だが
食べる食べる、残ったら私も食べようかと私は少な目に
母のはそれなりのセットメニューを頼んだのだが、ゆっくり
ゆっくりと食べてほぼ全部を平らげた。

ほかの人たちもほとんど食べた。
紅一点ならぬ黒一点の男性参加者が注文の品物を残した。

味が思っていたのと違ったのだろうか。
セットものでないので、それが口に合わないとなると
食べるものがない。

いつも他の入所者に対していたわってくれる彼は、
認知症ではなく、脳梗塞を起こして、半身麻痺が残ったが
歩くこともトイレも自分でできる。
しゃべることもゆっくりだが、よく聞くとほとんど聞き取れる。
一人暮らしだったため、子供たちが心配して、施設に入れたらしい。

でも、帰宅を希望している。
彼なら、ディサービスと訪問介護を受ければ
一人でもやっていけるのではないかと
端からみると思わないでもないが、他人のことは
言えたギリではない。

2010年8月7日土曜日

夏期連続映画 第二弾~“グダインスクの夏”30周年にちなんで~

     武蔵野市民学校・夏期連続公開講座

第2弾;~“グダインスクの夏”30周年にちなんで~

  1980年の夏、ポーランドの港町グダインスク。
 ここにある造船所のストライキに端を発した自由労組
 「ソリダルノシチ(連帯)」の運動は、またたくまにポーランド全土に
 広まった。ヤルゼルスキ軍事政権は戒厳令を発し弾圧したが、
 その灯は消されることなく東欧諸国にも広がり、ついにはベルリンの
 壁が壊され、東西ドイツの統一、ソ連の崩壊と続いていった。
  かつて“連帯”の指導者であったワレサは、日本を模範にすべき国と
 考え、「日本に追いつき、追い越せ」をスローガンにしていた。
 あれから30年! 真の意味での政権交代を果たしたポーランドは、
 日本にとっていまや大先輩の国なのだ。 
  武蔵野市民学校・夏期連続公開講座 第2弾は、現代ヨーロッパに
 大変革をもたらした「グダインスクの夏」を振り返ることを試みます。

     《特集;クリスティーナ・ヤング》
Ⅰ)8/20(金)志木・柳瀬川図書館視聴覚室(東武東上線柳瀬川駅徒歩4分)
“グダインスクの夏”前史
『尋問』'82年、カラー、118分 13:20~ 
製作総指揮;アンジェイ・ワイダ
監督・脚本;リヤルト・ブガイスキ
出演;クリスティーナ・ヤング カンヌ映画祭主演女優賞受賞

Ⅱ)8/21(土)志木・柳瀬川図書館視聴覚室
『アンジェイ・ワイダ~祖国ポーランドを撮り続けた男』 13:20~
'97年、NHKドキュメンタリー
*大理石の男に関連した部分のみ15程度上映

『大理石の男』'77年、カラー、160分 13:40~
監督;アンジェイ・ワイダ
出演;イエジー・ラジヴィオヴィチ、クリスティーナ・ヤング
*カンヌ映画祭国際批評家賞受賞

Ⅲ)8/22(日)志木・柳瀬川図書館視聴覚室
『アンジェイ・ワイダ~祖国ポーランドを撮り続けた男』から
関連部分のみ15分程度上映 13:20~

『鉄の男』'81年、カラー、152分 13:40~
監督;アンジェイ・ワイダ
出演;イエジー・ラジヴィオヴィチ、クリスティーナ・ヤング
*カンヌ映画祭グランプリ受賞

参加費:無料 *カンパ歓迎
主催:武蔵野市民学校 
問い合せ:TEL/FAX048-474-8745(兼岡)
       E-メール y.yanagi26@gmail.com

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2010年8月5日木曜日

夏期連続映画会<第二次世界大戦>第2部、第3部

武蔵野市民学校・夏期連続公開講座

 ~親子で学ぶ<第二次世界大戦>~

第二部;日本編「太平洋戦争」
【開講四日目】8月6日(金) 
   志木・柳瀬川図書館視聴覚室 (*東武東上線柳瀬川駅徒歩4分)
1)『TOMORROW 明日』 '88年 カラー 105分 13:20~
    監督・脚本;黒木和雄 原作;井上光晴
 ◇昭和20年8月8日の長崎。原爆投下の前日、明日を夢見て今日のその日を
  生きた人々の姿を描く。

2)解かれた封印『米軍カメラマンが見たNAGASAKI』
  '08年NHKドキュメンタリー 49分 15:10~
 
  ※ディスカッションタイム※    16:00~

【開講五日目】8月7日(土)志木・ふれあいプラザ会議室(*志木駅丸井ビル8F)
『野火』'59年、B&W、105分 18:20~
監督;市川崑 原作;大岡昇平 脚本;和田夏十
◇第2次世界大戦末期戦線レイテ島。山中に追い込まれた日本兵。
 飢えと疲労の極限状況を描く。

 ※ディスカッションタイム※    20:10~

【開講六日目】8月8日(日) 昼の部  柳瀬川図書館 視聴覚室
                                             夜の部 ふれあいプラザホールB
『硫黄島からの手紙』'06年、カラー、140分 昼の部13:20~ 夜の部18:20~
監督;クリントンイーストウッド 

 ※ディスカッションタイム※  昼の部 15:45~  夜の部 20:45~


第三部;戦争の終結と戦後
(Ⅰ)日本編
【開講七日目】8月13日(金) 柳瀬川図書館
1)『琉子~白旗の少女』 '88年、カラー、アニメ、61分 12:40~
原作;比嘉富子「白旗の少女」講談社 

 ※ディスカッションタイム※        13:45~ 
   話題提供;神田紘子(元中学教諭)

2)『太陽の子』 '80年、カラー、140 分 14:30~
監督・脚本;浦山桐朗  原作;灰谷健次郎

(Ⅱ)ポーランド編<戦勝国ポーランドの終戦>
【開講八日目】8月14日(土) 柳瀬川図書館

1)『灰とダイヤモンド』'58年、B&W、90分 13:20~
監督;アンジェイ・ワイダ<抵抗3部作>の最高傑作でヴェネチア国際映画祭
批評家連盟賞受賞。
◇ 第二次世界大戦末期、ポーランド。反ソ派テロリストのマチェックは、ソ連から来た
共産地区委員長暗殺の指令を受ける。しかし、誤って別の男二人を殺してしまう。
「世代」「地下水道」に続くワイダの戦争三部作。

 ※ディスカッションタイム※        15:00~
  話題提供;兼岡敏二(ポーランド映画研究会)


(Ⅲ)日本編<空襲とシベリア抑留>

【開講九日目】8月15日(日)柳瀬川図書館視聴覚室
1)『最後の空襲 くまがや』 '94年、カラー、アニメ、30分 13:20~

 ※ディスカッションタイム※        14:00~
  話題提供;稲村三重子(熊谷空襲体験者)

2)『望郷』 '05年、NHKテレビドラマ、90分 14:40~
◇シベリアに抑留された渡邊俊男氏は、ルーマニア兵士アールヒップ氏と
 知り合う。半世紀を隔てて2人は再会を果たすのだが・・・

すべて入場無料  (*カンパ歓迎します)

《問い合わせ先》Tel&Fax:048-474-8745  E-メール:y.yanagi26@gmail.com
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