2010年4月29日木曜日

4月25日

4月25日はチェルノブイリ事故が起きた26日の前日。
その25日午後、私たちは渋谷の繁華街を歩いていた。

原発止めよう!行動の日。

もんじゅに莫大な税金をかけていることなどが
次第に市民にも明らかになりつつある現在・・・
 建設と維持管理に今までに約9千億円が投入。
 停止中の維持管理費だけで年間約200億円がかかる。

渋谷の街の若者たち、外人たちは関心の目でパレードを
眺めていた。
携帯で写真を撮っている人たちも目立った。
もしかしたらそれぞれのブログなどで取り上げてくれただろうか?

同じ午後、沖縄では、
『米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に
反対し、国外・県外移設を求める県民大会』が開かれていた。

9万人もの人々で会場は埋め尽くされたことはすでにマスコミが
報道している。
たまたま26日の朝、駅売店に並んでいる新聞を見たが
ほとんどの新聞がトップに大きなカラーの写真つきで取り
上げていた。
日経新聞も小さな写真ながら、1面に扱っていた。

池田香代子さんのブログには
沖縄県内自治体の呼びかけが載っていた。
たとえばこんな具合に。

「4・25県民大会に参加しましょう! うるま市では、「4.25
県民大会」うるま市実行委員会(実行委員長 島袋俊夫)を結成
いたしました。市民のみなさまの多数のご参加により、大会を成功
させましょう。なお、当日は送迎バスを準備いたします。」(うるま市)

各自治体のサイトに載っているのを集めてくれたのだが、
いろんな市町村の呼びかけ文を読んでいたらじ~んとしてきた。

沖縄ではこの問題に対して、お上も市民も同じ思いなんだ。

もちろん、基地でうるおっている人たちもいるのだが、
その辺のことも池田さんのブログに触れている。

米兵向けのニュースサイトに沖縄の県民大会の記事と写真が
出ていると友人が教えてくれた。
参加者様子を写したスライドショー、一見の価値あり。

ところで、もうひとつ、紹介したいのが七転び八起き社長のブログ

<チェルノブイリ24周年救援キャンペーン「チャリティコンサート」ご来場の御礼>
と主催者顔負けのタイトルで書いている。
社長は、今回のチャリティコンサートに出演された一人である。

難しすぎてわからない経済の話もあるが、ここ何回はチェルノブイリ
特集とでもなづけてもいいような感じだった。

「経済人」でもこんな人がいる。

さて、27日のブログには日本のマスコミで報じないことも書かれていた。

「ロシアのプーチン首相がイタリア訪問の帰りにウクライナの首都
キエフに立ち寄り、親ロシア派のヤヌコヴィッチ新大統領に
「ロシアとウクライナの両国の原子力発電事業を統合し、近隣諸
国への電力輸出も展望した事業拡大を一緒にやろう」との提案を持ちかけた。

26日前後、どれぐらいの新聞がチェルノブイリのことに触れただろう?
わずかに、首都圏では毎日新聞が子ども基金主催のイベントをオクサーナさんの
写真入りで24日のイベントのことをとりあげただけ?

松本でベラルーシの医師報告 チェルノブイリの医療実態

もうひとつは、映画監督の鎌仲ひとみさんの講演、25日。
原発事故:実行委、名古屋で写真展 悲惨さ伝え /愛知

チェルノブイリ原発事故:支援を文京で、きょうコンサート /東京

チェルノブイリにまったく触れないどころか、日経では連日原発産業のことをとりあげている。

このことについてはまた書きたい。

2010年4月25日日曜日

チェルノブイリ原発事故から24年 集会とパレード

昨日、チェルノブイリ救援イベントは大盛況だった。
講演も公演もすばらしく
多くの観客から感動の声をもらった。

さて、今日は救援だけでなく、日本の
原発や放射能を考えようと
毎年、チェルノブイリ月間に行っている
原発止めよう!行動の日。

昨日の子ども基金主催のイベントに
顔なじみの反原発運動仲間が
10人ぐらいいた。
きっとそのうちの5人とは今日も会うだろう。
お互いさまだから、今日も参加する。

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2010年4月25日(日)
   開場1時15分/開始1時30分

場所 千駄ヶ谷区民会館

チェルノブイリ原発事故から24年
 「ムリ・ムダ・危険なプルトニウム利用!」

 会場:千駄ヶ谷区民会館   
   JR原宿駅から10分
   千代田線・副都心線 明治神宮前駅から8分
 資料代:800円

講演:

■破綻する核燃料サイクル
 伴英幸(原子力資料情報室)

■「もんじゅ」最新情報
 福井現地から― 小木曽美和子さん(原子力発電に反対する福井県民会議事務局長)

■どうなっているのか?福島原発でのプルサーマル


主催:原発とめよう!東京ネットワーク

連絡先:ストップ・ザ・もんじゅ東京 03-5225-7213(AIR内)/大地を守る会 03-3402-8841/原子力資料情報室 03-3357-3800/日本消費者連盟 03-5155-4765/たんぽぽ舎 03-3238-9035

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2010年4月23日金曜日

チェルノブイリ24周年救援キャンペーン

今日も雨だった。寒かったけど、写真展は熱気があった。

お隣の個展会場の影響も少しあったかも知れない。
珍しい、というか初めて見た暖ボール・アート展
とてもすてき。
こちらは26日まで開いている。


明日は天気になるという予報。

晴れるといい。
報告会&チャリティコンサートの当日券の出足に関わる。

間際になって、いろんな人が応援してくれて
チケットが動き出した。

明日の毎日新聞朝刊に、記事を載せてくれるという。
もちろん確約ではないが。

朝新聞を見て、どれぐらいの人が、午後のイベントにきてくれるのか?

全く反応ゼロ、ということはないだろう。

記事の内容によるかもしれない。

期待したい。

2010年4月22日木曜日

静岡で広瀬隆連続講演会

東京で行われる子ども基金主催のチャリティコンサート
ばっちり重なるのだが、チェルノブイリ月間だから
あちこちで開催されるのは理想である。
静岡方面の方はこちらへどうぞ。

以下、主催者からのメールを転送

      ー・=・~*ー・=・~*ー・=・~*ー・=・~

■昨夏8月11日発生の駿河湾地震はM6.5、東海地震の
180分の1の規模というのに、浜岡原発は政府の予測する
東海地震の揺れ(395ガル)を超える値(416ガル)に襲われました。
この数値は最新鋭の5号機地下岩盤での推定で中部電力の解析によるものです。
ところが同電力は、点検調査中の同機を5月にも立ち上げようと、
ここへ来て「東海地震にも大丈夫」という安全宣伝を地元で猛然と
始めたのです。

ここは広瀬隆さんの話術で一気に反撃に・・・・地球規模で進行する
地震活動期のスケールの大きな危険な話をお聞きください。

■広瀬さんからのメッセージ
昨年の静岡地震(8.11駿河湾地震)は、それ単独で起こって
いるのではありません。
世界的な地震の連続から見れば、太平洋プレートがかなり動いて、
東海大地震が迫っているに違いありません。なのに、なぜ、
みな平然と生活しているのだろうと、不思議です。浜岡原発の
運転を座視するわれわれは、子供たちに対して犯罪者だと、
自分で思います。

★◆★今回は24日三島、25日浜松と連続で語っていただきます。
遠方の方、当日こられない方にはDVDのご用意もあります。

■4月24日(土)14時開演
三島市生涯学習センター 3F講義室(三島駅南口徒歩7分)
「広瀬隆が語る東海地震と浜岡原発」
主催/原発震災を防ぐ風下の会


■4月25日(日)14時開演
浜松市ザザシティ中央館・パレットAB
浜岡原発の危険な話「プルサーマルと地震」
 主催/人権平和・浜松

(詳細お問合せはこちらまで。mail:ray-sea@nifty.com)

広河隆一チェルノブイリ写真展が幕開け

チラシ配りの続き、学校編、公共機関編を書こうと思っているうちに
チェルノブイリキャンペーンイベントに突入。

21日から広河隆一写真展が始まった。

21日朝8時半に事務局を出発。
今年は近くに住むIさんが車を出してくれることになった。

全部いっぺんには無理か?、残った分はタクシーに、と
思っていたが、意外や意外、楽々と写真パネル、本など
すべての荷物が納まった。

昨年運転免許をとったばかりのIさん。
一家で音楽をたしなんでおられ、楽器の移動に車なしの生活は
考えられないと言われていた。

都会でそれも都心中の都心で運転をされているなんて
脱帽!

でも、無事につけるように祈っていてね、と乗る前に宣告されて
少しドキドキしながら助手席に乗った。
無事、予定通り9時に文京シビックセンター到着。

今年は、webでボランティア情報を知ったという学生さん3人が
展示を手伝ってくれた。

また、夕方には学校を終えた高校生が受け付け当番として
かけつけてくれた。
この高校生もwebで見て、と初参加。

しかし、同じようにweb上のいろんなところに
24日のチェルノブイリコンサートの宣伝をしているが
チケットの売れ行きははかばかしくない。


出演者のオクサーナ・ステパニュックさんを
YouTubeで検索するとたくさんでてくるのでぜひ歌を聴いてほしい。

雑誌などでも活躍ぶりがうかがえる印田千裕さんのHPではバイオリンの曲を視聴できる。

日本フィルハーモニー交響楽団にエキストラとして90回を超えるステージに出演されている
田中さんのHP

異色の歌い手丹羽さんの社長ブログ

コンサートに先だって、子ども基金スタッフの
チェルノブイリ報告が約30分。

そのあとはたっぷりコンサートに浸ってほしい。

<プログラム予定>
a.サラサーテ/序奏とタランテラ
b.リスト/ラ・カンパネラ
c.ベッリーニ/歌劇『清教徒』からリッカルドのアリア
 「あゝ、永遠に君を失った」
d.シャモー/ディニープロスキー・ワルツ
e.バシタン/小船は行く
f.アンドリエフスカ/もし私に刺繍ができたら
g.ウクライナ民謡/私のところに来ないで
h.幸田延/ヴァイオリンソナタ第2番
i.サルトーリ :タイム・トゥ・セイ・グッバイ
j.カッチーニ/アヴェ・マリア

チケットは子ども基金のHPから予約することができる。

あと2日しかないがなんとか、電話がけなどをして
増やしたい。

2010年4月15日木曜日

古書店めぐり

ちょっと前だが週末神保町の古書店めぐりをした。

なんと優雅な?

チェルノブイリ救援24周年イベントのチラシ配布、ポスター掲示の
お願いのため、ボランティアの人たちとめぐったのだ。
2人1組でこの日は3組でまわることができた。

以前、埼玉で何回か救援のためのコンサートをやったとき、
朝霞、新座、小川町、蕨などという地域で行ったが、
それぞれの地域のメインの商店街をみんなで手分けして回った。

しかし、東京も、それも都心に近いところとなると
どこが中心なのか、あるいはどこでも圏域と言ってもいいような
茫漠としてとらえどころがない。

でも、しかし、やはりホールに比較的近いところを
せめるのがいいようだ。


お茶の水、神保町、水道橋界隈はホールがある文京区に近い。

お茶の水だったら楽器、CDショップなど、水道橋だったら学校などがいい。

神保町は古書店が軒を連ねているので効率的にまわりやすい。
私たち2人組は古書店街を選んだ。

当たるも八卦、当たらぬも八卦、よさそうと思うところがダメだったり
ダメだと思って入ったところがよかったり
なかなかにおもしろい。

古書店主、というのはそれなりにものごとに関心があるのでは
ないだろうか。
見るなりお断り、というところはめったに少ない。

この日、私たちが回ったお店は全部30店。いや、OKしてもらったところだけでこの数だから、
かなり高率だったことになる。
このうち自然食品店、CDショップ、刷毛屋さんなどが6店。
特筆すべきは岩波ホール。
こちらはすでに3月の時点でチラシを置いてもらった。
通常映画館は映画のチラシしか置いてもらえないのだが、
岩波ホールはいつも協力してくれる。
3月に<海の沈黙>という映画があり、見に行ったときにすでに
置いてもらっていた。そのチラシの追加にこの日訪れた。
案の定、チラシは1枚もなくなっていた。

さらに特筆すべきことはいわゆるAVショップと言われるところが
意外に反応がよかったこと。

以前はまわったことがなかったが、今年思い切って入ってみた。

最初に入ったところは1階が本が中心、2階がCD・DVDショップ。
恐る恐る入ったところ、レジにいた若いお兄さんがチラシ
OKだという。
気をよくして、2階の売り場に。こちらはちょっとこわそうなオジさん。

ポスター? いいよ。 
チラシも配っておこうか、と向こうから言ってくれた。

その次のアダルトショップ。本が中心だったが、
こんなところだからね、持っていってくれるかどうかわからないけど、
と言いながら、お店前のラックに雑誌(写真集?)が置いてあったのをどけて
(何段も同じ雑誌だった)、ひとつの段に
ポンと目の前で並べてくれた。
感激!

もうひとつOKしてくれたところ。
そこは3階まであった。
1階のぶっきらぼうのお兄さん、ここは狭いからね、
上で聞いて見てと。
2階、しゃれたいま風の髪型のお兄さん、
う~ん、置くところはないね。
3階、がらがらに空いたスペースがあった。
空いてはいるけど、自分のその権限はないから。
置いていい、と上の指示があるならいいけど。
(この言い訳のパターンはどの業種でも多い)

仕方がないので、ダメでした、とまた1階に戻り、上記の断られた理由を述べたら
ぶっきらぼうのお兄さんは社員だったのか、
じゃ、ここにいいよ、と入口の目立つラックの1段をよけて置いてくれた。

水道橋編はこの次に。

2010年4月7日水曜日

ソメイヨシノとヒカンザクラ



満開の桜の下を自転車で走る予定だった月曜日は
あいにくの雨。

なんだかパッとしない日が続いている。

でも、今日の午後、ゆっくりと土手を散歩した。

寒いので桜はずっときれいのまま。いい面もある。


ところで、昨6日、「沖縄に連帯する緊急集会」が開かれた。

米軍普天間飛行場の県内移設に反対し、国外・県外移設を求める
意見書を全会一致で可決した沖縄県議会

その県議会副議長の川平朝清さんは、久しぶりに東京に来て、桜の見事さに感動されたそう。

 「日本の桜・ソメイヨシノはいっせいに咲いていっせいに散る。
  キレイですね。 沖縄の桜は、ヒカンサクラで、あっちが咲いても
  こっちは知らん顔。あっちが散ったら、こっちが咲く、といった
  ぐあいでそろっていない」

なんだか、日本は個性がないが沖縄はそれぞれの意思がある、と
皮肉っているようだった。

もう一人、官邸前で座り込みをしている読谷村村議の知花さんの話はユーモアたっぷりのアピール。

曰く、「68歳以上の人はみんな逮捕覚悟で行動しましょう。
逮捕されても年金は確保されます」
「国会議員も逮捕されても大丈夫(収入が保証されているということか?)」

中小企業社長のMさんは68歳以上か?

 「60年安保のとき、よくわからないまま
  血気盛んだったから行動した。
  今は内容もよくわかる。今も血気盛んだから何かしなくては」

メールを転送してくれた知人に何歳? と聞いた。

68歳、とのこと。

がんばれ!