2008年5月17日土曜日

母の認知症、友だちの場合

バザーのため集まった品物をより分け、値段をつける。

おしゃべりをしながら文字通り品定めをする、なかなか楽しい作業だ。

お姑さんの介護のため都下に越した友人はみんなと会うのが久しぶりとあって話がはずむ。
と言っても楽しい話ばかりではない。私のところより深刻だ。お姑さんはうちと同じくグループホームに入居できて喜んでいたのだが。

私の母よりしっかりしていたのだが、家を離れたことにより、認知症が一気に進んでしまったようだ。
何度も脱走をして、そのたびに電話がホームからかかってくるようになった。

母の場合、認知症専門のグループホームだが、友人の場合はそうでなかった。開放型のグループホームでドアの開閉は自由だとか。それが特徴でもあるらしい。

しかしたびたび脱走するのでは・・・
新しいホームを探さなくては、と友人は言っていた。

居場所が変わるたびに認知症は進むと言われているので良し悪しでもある。

たまたまテレビで認知症のことをとりあげていた。ご近所さんの底力によって、助け合おうというのだった。確かにご近所の人たちに愚痴を聞いてもらい、相槌を打ってもらうだけでも気が晴れる。

私はとっくに実践しているが、なかなか簡単にそうはできない人が多いと思う。
友人もまだ引っ越していったばかりだから愚痴をいうご近所さんがいない。
木曜日はたくさんしゃべって気分が軽くなったと帰って行った。

ところで、私の母は認知症歴が長いので、悪いのは悪いがそう目立った変化は起きない、と、友人のところと比べては悪いがほっとしていた。と思いきや、電話がホームからあった。来た! と内心どきどき。

しかし、認知症専門のグループホームだけのことはある。すぐに来てほしい、とは言わない。が、かなりてこずったから電話をかけてきたのだ。ホームの2,3階は介護型の老人マンションになっていて50世帯分の部屋があり、常駐の医師がいるらしい。その医師がとりあえず、見てくれたが、近いうちに専門医に行くことをホームと約束した。

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