2008年5月4日日曜日

年金未受取人

きのう、久しぶりに友人と会った。
年金未払いに対して、もらうべき年金がもらえてない人はなんと呼ぶのだろう?
新聞などでなんと書いてあるのかわからないが友人はつまりいまだに受け取っていない。

今年、74歳ぐらいの人だ。とっくに受け取るべき年齢に達している。
若いときは知らないが、私が知り合ったとき塾講師などをして生計をたてていたから安定していたとは言えない。それでも本人は受け取るだけの期間は払っていたという。

それが払っている期間が足りない、と言われた。足りない分を払うと言ったが期間が足りない人は払うこともできないという(もう一人自営の友人が同じようなことを言っていた)。

払ったと思う、と言ったら、では、領収書などを出せという。独り者で引越しを繰り返していたのでなかった。普通は何十年も前の領収書などとってない。

この話しを聞いたのは今の未払い問題が起きるずっと前のことだ。
これだけ騒がれているのだからもう片付いたか? と思っていた。

とんでもない。問題が大きくなってからも申し立てをしたがナシのつぶてだという。
今、あまり体調がよくないのでどこに訴えたら有効か、よく調べてしかるべきときにまた行く、とのこと。
わざわざ行かなくとも手紙を出したら?と言ったら、担当者の目の前に手紙を持っていったのよ!!
それなのに、と。

私の母は85歳で福祉年金というのをもらっている。
何歳以上か知らないが、70歳代の人はこの福祉制度からはずれているらしい。友人は働いていたから本来はもらえるべき人だが、この年代の人たちは無年金の人がかなりいるようだ。

そして、この年代の人たち以上で年金をもらっている人は60代の人に比べたらかなりの額を年金として受け取っている。
何十もの格差社会だ。

別れるときの友人の背は丸くなっていた。
足も痛くお腹も持病を抱えている。
年金は間に合うのだろうか・・・・・・。

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