15日に「その友人の友人の話」を載せた。
友人の友人、Yさんは、まだ原発近くにとどまっている友人、知人のことを心配している。
16日にもらったメールから:
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20-30km圏の外にある避難所にいる友人から電話があった。
「どうしてる?」
「牛の餌をやりに行って来た。(自宅は20-30km圏内)
ガソリンがないから入れに来たけどすごい行列。
買い物行っても、歯ブラシ一本買えない。
避難所の食事はおにぎり一個程度。
工場だから炊き出しなんかはない。
今日はサトウのご飯で味がなくて食べれなかったよ。
昨日はラーメン屋さんがトラックで来て、2000食作ってくれた。
すごい時間かかったけど、温かいものがないからうれしかった。
20km圏内の養鶏所にはまだ人が留まって、従業員も通っている。
避難所には赤ちゃんもこどももたくさんいる。」
「何とか移動できないの?」
「息子のところは、彼女のおばあちゃん達が先に避難してきてるし、
動くといっても年寄もいるしなぁ。」
牛を見殺しにできないのもわかっている・・・。
相変わらず、テレビでは
「直ちに人体に影響を及ぼすレベルではない」を繰り返す。
直ちに影響なければ、後で何があっても「因果関係は認められない」
というつもりなんだろうか。
今日は福島県のHPになかなか繋がらなかった。
やっと繋がって、県内の放射能測定値をチェック。
まだ移動ができないというほどのレベルではないか。
でも、避難所があるあたり20-30km圏の観測点はない。
まさか測定してないのだろうか、公開しないだけだろうか。
気になっていたらニュースで可搬性モニタリングポストの測定値を発表していた。
最高で福島第一原発から西北西25kmで80マイクロシーベルト
「数日間いても影響のない値」
数日間って何日?
その間に事態を沈静化できるのか?
20-30km圏の親戚宅に避難している知人に電話する。
孫娘は6歳でうちの息子と毎日一緒に幼稚園に通っていた。
子どもだけはなんとか移動してと言っていたが、まだ一緒だった。
「動けないの?」
「ガソリンはなんとかある。」
「とりあえず、西に向かったら、避難所情報調べて伝えるよ」
「心臓の悪いおばちゃんも一緒だ。
行き先の状況がわからなくては動けない。」
「あいりとママとお兄ちゃんだけでも動けない? 」
「・・・・・・・・
いざとなったら、みんなで動くから」
ぎりぎりって。私もわからない。
「ぎりぎりになって、みんなが一斉に動いたらそれこそパニックだよ
動ける人から動かなくちゃ」
個々に避難を呼びかけてもパニックを招くだけかとも思う。
そう思って、なんとか避難地域を拡大して、行政で移送を手配できないか、
他府県にも協力を要請して・・・と思い続けているが・・・
どうしたら、実現できる?
何とかならないのか あぁ、あまりにも無力。
県外の市町村が次々避難所開設を発表してくれている。
結局個人で行くしかないのか???
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