2009年9月3日木曜日

たそがれ泣き

赤ん坊はお腹がすくか眠いときにギャッーと泣き出す。
うちの孫も例外ではない。

とにかく、思いっきり泣く。
最後はおっぱいをくわえながら寝るというのが
大泣きのあとのパターン。

娘は野菜とご飯をたくさん食べる。
肉は食べないし魚も少しだけ。
助産院ではご飯を食べていれば間違いないのよ、と
指導されたそう。

おっぱいはよく出るが、娘が留守のとき哺乳瓶で冷凍した
おっぱいを温めて、娘に代わって飲ませる、ということを
数回やった。

よく哺乳瓶では飲まない、という赤ん坊もあるようだ。
最初こわごわ与えたがすぐに飲んだ。

適応性も高い子だと安心していた。

ある暑い日、夕食のとき私がビールを開けた。
つい、1杯飲む? と娘に言ってしまった。

娘はアルコール類は飲む方だと思うが妊娠してから止めている。
産まれてからは、どうしても飲みたいときは授乳と授乳の間に少しだけならいいいと助産院で指導され、2回ぐらい口にしている。

この日はうん、と言ってコップに3分の1ぐらい飲んだ。

その直後、寝ていたはずの赤ん坊が起き出した。

ごめんね、ごめんね、と赤ん坊に言っている。

何をぐずぐずしているの早くおっぱいをあげればいいじゃない、とのんきな私。

そうか、アルコールか。
では、冷凍しているおっぱいを哺乳瓶であげるか、と飲ませてみた。

ちょっと飲んだがすぐに泣きだした。

娘がいるのだから、と娘があげたが、もっと泣きだした。

なんで、目の前におっぱいがあるのに哺乳瓶なのだ! と言わんばかりの泣き方。

とうとう負けてアルコールがまだ分解されていなかったかもしれない
おっぱいを飲ませて機嫌がおさまった。

このときは大いに反省した。

最近は突然泣き出すことがある。
お腹でもおむつでも眠いのでもない。
理由もなく泣きだす。

たそがれ症候群というらしいよ、なんかの育児書に出ていたと
涼しい顔で娘は言う。

ネットで調べてみたら、正確には夕暮れ泣き、たそがれ泣き、というらしい。

生後3か月ぐらいから突然泣き出す症状のこと。

そのうちおさまるらしいが命名のおかしさに笑ってしまった。

ところで、赤ん坊は1週間前に引っ越した。
首都圏なのでいつでも行けるが片道2時間となるとそうそうは会えない。

5月から約4か月近く、そばにいたのでさみしいが
毎日親子3人で暮らせるのだからこんな幸せのことはない。

ご近所のおばちゃんたち、いやおばあちゃんたちにも
かわいがってもらっていた。
そのご近所さんたちからはお餞別に、とお米をもらった。

早く同じようなおばちゃんたちを新しいところでみつけなくては、と言っていたが
見つかっただろうか?

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