私も参加した東電交渉。
報告をしたくても内容の把握がいまいちで
そのままに。
Oさんが手早く簡潔にまとめてくれたのを転載する。
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共の会・東電交渉(2010-02-16)速報
日時:2010-02-16(火)13:30~18:30(頃)
場所:東新ビル108会議室
出席:東電;8名
共の会;9名
内容:事前に東電に送っておいた以下の項目について説明を聴いた。
なお、次回開催予定を4月8日(木)とした。
1.福島第一・3号機(1F-3)プルサーマル;
東電から「経営上総合的に判断して、云々」という回答が
あったが、具体的なものが無し。
当方より、当該1F-3でプルサーマルを採用と不採用で
コスト比較し、経営上のメリットを示すよう要請。
2.対話フォーラム(3月6日開催予定)関係;
1)東電講師派遣拒否;
東電から、対話フォーラムへの講師派遣を断る理由とし
て、国、県を通じたり、HPで説明をしているから、消
費地への説明も既に十分」という説明がある。
当方より、消費地の人々への説明は不十分につき、3月
6日まで講師派遣するよう再検討を要請し、且つ、派遣
できない場合でも、少なくとも東電が当日会場での挨拶を
するよう強く要請した。
東電よりDVD「被災の状況」(1枚)とCM(1枚)を借用。
2)会場からの想定質問に;
現地が原発建設適地と東電として誰がいつ判断したか、
明確な回答無し。
東電より、各号機の復旧方針は、最初から全号機運転再
開を決めていたわけではなく、調査の進捗と結果により
号機毎に判断をしているとの回答あり。1号、5号につ
いての「いつ、どのように判断」の明確な回答は無し。
復旧経費について配布資料あり。
3)当日講師陣からの想定質問に;
地震学者たちが中越沖地震を超える地震発生を否定して
いないこと、および、そのような地震の確率も出せない
現状で、運転再開することについて、東電からは「安全
確保の努力をする」という精神論的回答のみ。
建屋の鉄筋コンクリートの安全率はJEACの許容せん断
ひずみに対して安全率2を使っていると回答あり、
当方より、強度に換算するために弾性係数を回答
するよう要請。
3.柏時刈羽原発の健全性・安全性・再起動について
1)地下構造、地震現象の解明責任の所在;
東電より、事業者の責任と考えている旨回答あり。
2)「残余のリスク」について;
東電より、日本建築学会の手法に従い、これから行なう
予定との回答あるも、地震発生確率、機器損傷確率、
炉心破損確率などの基礎データが必要であり、残余リス
クの定量的算定が可能か不明。
3)柏崎刈羽1号機への土砂流入;
東電より、写真、図で説明あり。
4)将来生ずる地震の評価について;
東電より、新しい基準地震動が適切だという説明のみ。
陸上と海底での断層の扱い方の違い=矛盾=の説明無
し。
佐渡海盆東縁の海底に断層が続いていないとの判断に
ついても合理的な説明無し。
5)機器の健全性について;
地震により応力が弾性限界を超えた機器・配管を
再使用することへ、東電から合理的説明は無し。
残留応力を持つ機器・配管の再使用についても同様。
「真の裕度論」についても同様。
-以上-
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