私のイトコ、つまり母にとっては実家の姪と甥にあたる。
実家の子どもは全部で4人だが、関東にいるのは今回会いにきてくれた2人。
母にとってはある意味、実の子どもより、訪ねてきてくれたことはうれしかったかもしれない。
自分から話すことはあまりなかったが終始にこやかに対応していた。
従姉は職業柄、母のいる施設などに詳しい。
とてもアットホームでいいところね、とほめていた。
また、部屋が広いのにも感心。
母が施設のふんいきになじんでいる様子がわかったようだ。
今日の夕方、母のところに寄った。
例によってほかのみなさんは食堂にいるのに、母は自分の部屋だ。
持参したオレンジを2切れ、食事前だったが食べた。
ふとみると、ベッドの頭のほうに「いつまでも長生きしてね」と書かれたカードが置いてあった。
職員の人が母の日のプレゼントとして、入所者みなさんにプレゼントしてくれたもの。
母は「いつまでも長生きしてね」とうれしそうにその言葉を復唱していた。
今日の午後は大好きなお風呂にも入れてもらって機嫌がよかった。
もうすぐ食事だからみんなのいる食堂に行こう、と促すと、
「お前も食べていけば」と私に言った。
気分がいいときは、だいたいそんなことを言う。
そうね、せっかくだから食べて行こうかな?
マイ箸があるのでさっそくご相伴にあずかる。
少しつまんだところで、私は家に帰ってご飯をつくらなければ
ならない、また来るね、と伝えた。
案外あっさりとうなずいていた。
どこまでわかっているかわからないがとりあえず
おだやかな日々を母は送っている。
0 件のコメント:
コメントを投稿