11月5日に秋田・おおだてでの上映に続き
秋田市でも上映が決定。
主催は同じく「おおだて100人村」
『みえない雲』 2006年、カラー、103分
日時 11月9日(火)午後6時
会場 秋田市文化会館4階第3学習室(現在はサンパル)
入場無料
その雲が彼女の運命を瞬時に変えた。極限状況下に生まれた愛の奇跡!
~チェルノブイリ事故直後、ドイツで話題になった原作をもとに映画化~
この映画を推薦している池田香代子さんより一言
高校のロビーにピカソ「ゲルニカ」のレプリカが飾られています。
ちらっと映るだけなのですが、これ、日本の高校に「重慶空襲」の
絵が、アメリカの高校に丸木ご夫妻の「原爆の図」が掛かっている
ようなもので、すごいと思います。
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映画の話題、次は感想を少し。
篠田正浩監督の映画を先日図書館で2本見ることができた。
この欄でも紹介した10月31日のプログラムのうち、
『暗殺』は都合により『無頼漢』に変更になっていた。
『無頼漢』1970年、カラー 103分
監督:篠田正浩/脚本:寺山修司/
出演:仲代達矢、岩下志麻、小沢昭一、丹波哲郎
河竹黙阿弥の「天衣紛上野初花」を題材に、寺山修司が脚本を書き、
篠田正浩が監督した異色時代もの。
もう1本
『心中 天網島』1969年、B&W、103分 開始13:10~
監督・脚本;篠田正浩 原作;近松門左衛門 脚本;富岡多恵子
脚本・音楽;武満徹 撮影;成島東一郎 美術;粟津潔
出演;岩下志麻 中村吉衛門 小松方正 滝田裕介
篠田監督の映画はほとんど見ていない。
いや、大体において、若い時、映画とは縁のない生活を送って
いたからほかの監督の作品もあまり知らないのだが。
『無頼漢』『心中 天網島』共、非常に斬新な映画だった。
大島渚監督らとともに日本のヌーベルバーグと言われた篠田監督。
脚本、映像もすばらしいが、音楽がまたよい。
時代物なのに、前者はジャズ、後者は中近東の民族音楽を
挿入している。
たけし監督の『座頭市』(映画は見てないで言ういのだが)は
無頼漢にイメージが似ているのではないだろうか?
また、三島由紀夫の『憂国』は篠田監督の『心中 天網島』に
影響を受けたのではないだろうか?
『無頼漢』はDVDにもなっている。
日本映画もいいものだ。
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