母が世話になっている施設でマジックショーが開かれる。
マジックを披露してくれるのは
隣の隣の市在住のFさん。
彼は2年前まである企業で働いていた歴とした会社人間。
有給休暇を上手に使って、国際交流を図ってきた。
それどころか、会社において社会貢献部の要職につき、
NGOと企業連携を実践した異色タレントとも言うべき人。
日本エスペラントマジックktp友好協会「ヤーデム」
<目的>
本会は国際ボランティア団体として、主にエスペラントや
マジックを通して文化交流を図ることを目的とする。
<ヤーデム通信最終回より>
2003年10月「ヤーデム」結成以来、今回の活動で6年が
経過しました。この間、皆様の応援を頂きイラン2回、
パキスタン2回、アフガニスタン8回、エチオピア1回、
ヨルダン1回、シリア1回、合計15回の国際ボランティア
活動を行う事が出来ました。2009年3月の
シリア パレスチナ難民キャンプ訪問をもってヤーデムの活動を終了しました。
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現在、Fさんは地元で仕事をしながら、老人ホームを最低月1回は訪問し、
マジックでお年寄りを喜ばせるボランティア活動を行っている。
広報 つるがしまより:
口ひげに山高帽(やまたかぼう)が定番の衣装。
「サルートン(こんにちは)」エスペラント語によるあいさつで
マジックショーの幕が開く。
紛争で国を追われ難民となった方々の心を少しでも慰めたい、と
マジックショーを始めたのは今から11年ほど前のこと。
これまでイランやアフガニスタンなど世界30か国以上でマジックショーを
行い、たくさんの方々を笑顔にした。
訪問先は、格式高いホールから学校や孤児院、難民キャンプまでさまざま。
持ちネタは200を越えた。先の見えない不安から暗い表情をしていた方が
自分の披露するマジックで表情が明るくなってくる。
「希望の少ない暗い難民生活の中でこういう娯楽はうれしい。
この楽しみはずっと心に残ります」との言葉に力が入る。
「財政的な物資の支援も大切だが、同じくらい心の支援も必要だと感じました」
と回想した。
Fさんとはチェルノブイリボランティア活動を通して知り合った。
彼の活動は支援していたし、報告会にも参加したりしたが
実際のマジックを見るのは初めて。
打ち合わせのときに、1回目と2回目の間に30分は必要、と
言われて意味がわからなかった。
仕込みの時間が必要とのこと。
なるほど~
ご近所さんも誘った。
非常に楽しみである。
おっと・・・違った。
そもそも企画を施設に持ち込んだ動機は
ボランティアの方々が施設内でフルートや太鼓、ギターなど、
演奏会を行ってくれるが、耳が遠い母は楽しめない。
母だけでなく耳の遠い人は結構多い。
そんな人たちもマジックなら一目瞭然、楽しめるのではないか?
と思ったわけだ。
当日、「寝ていたい」と言わないことを祈っている。
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