2010年9月19日日曜日

このごろ(つづき)

先週はなにかと忙しかった。

7月より手がけていた来年のチェルノブイリ救援カレンダー、
どうにか一段落。
あとは、再校がありそれがすめば印刷に。
10月8日には完成の運び。
すでに子ども基金のHPで予約受付中

月曜日、エスペランチストでマジックが得意のF氏より
今までの活動報告「冊子」が届く。
題して『F氏のエスペラントマジックわくわく訪問記』
HPに詳しい活動が載っている。
ヤーデム(日本エスペラントマジック友好協会)

そうだ、とおもいたち、母の施設でマジックショーをやって
もらうことを企画。
F氏は仕事の合間に今も老人ホームを慰問している。
こちらの申し出も快諾。
施設側も大変喜んでくれて11月に決定。楽しみだ。


木曜日、久しぶりに小田原の海を見た。
毎年、2月には「国際交流フェスタ・小田原」に参加しているのだが
小田原といっても広く、2月のイベントは国府津という駅に近いところが会場。
海は見えない。

子ども基金の江之浦支部がある場所はJR根府川という駅が最寄り。
ホームに下りるとそこは絶景の海が広がっている。
チェルノブイリ救援に関わって以来、この根府川には何度来たことか。

くる度に目が洗われる思いだ。
田舎の海、直江津とか柏崎とかも見る機会があるが、
日本海と太平洋では同じ海でも感じが違うように思う。
 
それはともかく、その日獲れたばかりの鰯とイカを
ごちそうになり満足。(磯料理・うしお


金曜日、来年4月のチェルノブイリイベントの会場申し込みに行く。
決定は10月1日。
事故25年という節目の年。希望の日が取れるといいのだが。


土曜日の午前。
子ども基金の運営会議。
夏の現地保養の報告と来年の事故25年目の取り組みに
ついて話し合う。

土曜日の午後。
下町にある東京大空襲・戦災資料センターの見学。

東京大空襲の惨状を次世代に語り継ぎ、平和の研究と学習に役立つ
ことを願って、2002年、戦禍のもっとも大きかった江東区北砂の地に、
多くの方々の募金によってつくられた民立民営の
東京大空襲・戦災資料センター

学芸員の山本さんの話を聞きながら5人のグループで見学。
私たちのほかに4、5人の方たちがいらした。
その中の一人、年配の男性が学芸員のさらに補佐みたいな
形で話の中に入ってきた。
ひょっとしたら学芸員より空襲について詳しい?
と思ったのもどうり、この地で空襲にあったご本人だった。

10歳のとき、一家5人で避難したが、
家族ばらばらに逃げたうち、祖母だけが死亡。
あとの家族は幸いに助かった。
川に飛び込んだとき、お父さんと一緒だった。
水をかけてないと火が頭についてしまうから
お父さんは必死で息子を抱きかかえながら(川が深かった)、
水もかけ続けていたとか。
この資料館には初めていらしたそう。

空襲の飛行機がどこから飛んできたとか、いろいろ詳しかった。
詳しいですね、と感心して聞くと、
いや、ヒマだからね、と照れていらした。

見学の後は山本さんからカリフォルニア大学バークレー校に
行ったときの話を聞いた。
館長の早乙女勝元さんとともに、空襲の話をアメリカの市民や学生に話した。
原爆は知っていても、空襲については知らない人がほとんどとか。

そうだと思う。
私自身も、新潟県内では、長岡が空襲にあった、ということは
聞いているが、内容についてはほとんど知らない。

センターには東京の空襲だけでなく重慶の空襲(日本が加害)などの
資料も展示されていた。

まず、なにごとも知ることからだ。

明日は彼岸の入り。
連れ合いの父の墓参りだ。

そうそう、今日は小田原でもらったハウスのみかんを
母のところに持っていった。
食べられる人はみんな大喜び。
母だけが、こんな小さいみかん、と文句を言いながら食べていた。

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