2010年3月11日木曜日

赤いのは食べたくない

今日の母

何しに来たの?

といきなりのあいさつ。

そんなこと言わないの。せっかく来てくれたのに、と職員さんが母をたしなめた。

今日はバスで行ったのだが、いつもと違う回り方のバスに乗り、
でもそれも途中で下りればそんなに遠回りでなく行ける、と思って乗ったのだが。

あれ? 自分が思っていたところより早くに左折してしまった。

これは遠回りになってしまうと、次の停留所であわてて下りて、
曲がったところまで戻った。

そして、いつものバス通りを歩きだした。

しかし、車に乗せてもらったり、自転車で行ったりしていたときは
そんなに遠いと感じなかった道が、歩いてみるとかなりの距離だった。

着いたときは、食事を始めている人もいた。
食事介助をするKさんはまだだったので、
ボランティアとして仕事にあぶれないで済んだ。

寒いせいか、体調のせいか、Kさんの手が冷たい。

私が食べさせてからはじめて今日はおかゆだった。
おかずも柔らかくしてある。
やはり体調が悪いのだろうか?

彼は一口ごとにおいしいです、という。
良かったですね、と同じ会話を何回も繰り返す。

今日も完食!

母はときどきこちらをお茶碗の隙間から見ている。

何しているんだろう、この子は?
と言った感じ。

母はご飯は一粒も残さない。
おかずは・・・

お肉、魚は料理方法によっては残す。

野菜はほとんど食べる、と思っていたが、
最近、ニンジンを残すという。

どんなに小さくともよりわけて残すらしい。

この前、何でニンジン残すの?と聞いたら
「赤いのは食べたくない」とはっきり言った。

たぶん、何か原因があると思うのだが今のところ不明だ。

今日もニンジンを残した。

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