2009年1月5日月曜日

チャップリン映画と現代の状況


年末年始大変な事態が起きている。

イスラエルによるパレスチナナ・ガザへの空爆。

地上戦もはじまった。


民間人を攻撃しないようにしているとかイスラエル側は言っているようだが
いっせい空爆でそんなことができるはずがない。

三が日、我が家で過ごした母は、ご近所の方の車で、無事3日のお昼
「みんなの家」に帰って行った。

それで、昨日はヒマができ、新文芸坐でチャップリンの映画『独裁者』(1940年作)を見た。

  「世界には人類を幸せにする富がある。 

  国境はいらない。  

  若者に希望を。 

  老人に保障を。」

チャップリンが演説する場面に、息をのむ思いで観ていたのは私だけでは
ないと思う。

パレスチナ市民の苦難を、日比谷年越し派遣村に集まった人たちの苦難を、
思い浮かべずにはいられず、映画館は重苦しい静けさに包まれた。

チャップリンの偉大さにも改めて畏敬の念を抱いた新年だった。

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