2008年8月21日木曜日

母のところに新入りさんが

この前、母のところに寄ったとき、新しい人が入っていた。

まだ、若くしっかりしているように見えた。

都内から、娘さんがいるこちらに越してきて、グループホームに入ったという。
以前は自宅近くのグループホームに入っていたそうだ。

「食事など自分達で作るんですが、30分も歩いて材料を買いに行ったんですよ」と不満そうに話した。

母のところは有料老人ホームと一緒の建物で、食事もまとめて大きな台所で専門家が作る。だから、グループホームの特徴でもある共同で食事の支度をする、ということができない。

ときどき、おやつのお団子作りとか、ちょっとした副菜とか、を作るぐらいだ。

母は若いころ、賄いをやっていた。自分で献立までは考えられなくとも、材料を渡して作って、と言えば作ることができる。グループホームでの共同の食事作り、大いに期待していたのだが、いかんともしがたい。

でもその方は食事作りが重荷だった・・・

うまくいかないものだ。

今度の土曜日、ホームでは納涼祭がある。初めての大イベントで、盛り上がっている。というか職員さんたちが入居している人たちをを楽しませようとして、いろいろ企画している。ゆかたもできたら着せたいので持ってきてください、と言われていて、夕方持って行った。

そういえば、この間の新入りさんは今日は見えなかった。
大丈夫かな? 
「なんだか寂しいですね、早くお父さんの所に行ったほうがいいんですが。でもそう言うと娘に叱られます」と話していた。

普通に会話できたのだが、同じことを何回か繰り返していたのでやはり認知症なのだろう。


ところで最近のテレビドラマでは、ボケている老人やガンコだけど身体が不自由な老人など登場する。

かつては小さな子どもがホームドラマのアクセントだったりしたが、今はホームドラマそのものがほとんどない(?) シリアスなドラマには老人がいてこそ、リアルになるのか。

歌は世につれ、ではなくドラマも世につれ、である。

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