この暑い中、大阪から弟の連れ合いが母に会うためにやってきた。
本来なら弟が来るべきところ、嫁さんがおみやげを持って夜行バスにのってわざわざ来なくとも、いいのに・・・ と思うが、そろそろ顔を出しておかなければ、いろいろまずいと判断の上、来てくれたのだろう。私はついでがあるなら別だが、交通費をかけてくるほどではない、と思っている。しかし、長姉たる姉の思いは違うようだ。
長男として、長男の嫁として、当然くるべきだ、と信じている。
ともあれ、一番暑い2日間を来てくれた。でも大好きな○○ちゃんは、1日しか来なかった。
嫁さんの顔はすぐにわかったらしい。
○○ちゃんがおばあちゃんの部屋で横になったら、半てん(暑いよ!)を出してきてかけたとか。
アルバムを引っ張り出して、昔の説明する様子はまったく違和感がなかったと、嫁さん。
2日目は私も仕事を休んでみんなでお昼を食べることにしていた。いつものファミレスでうどんを。この日朝、甥と嫁さんとケンカをしたとかで、来なかった。おばあちゃんにとっては残念無念。
車椅子に載せて10分ぐらいのところだが、炎天下に出かけた。
母はメニューを見て一番安いのでいい、という。お金をもっているのか、とも聞く。
大丈夫だから・・・
姉がいるときはお金のことは絶対きかないのに、どうも私だと不安らしい。商売をしている姉のところは構造不況業種で、もう何年も火の車だ。今は私のほうが姉にお金を貸す時代なのだが、母はサラリーマンの私の家が一番お金がない、と思い込んでいる。
でも嫁さんにはお金を使わせたくないらしく、財布を出そうとすると、いいから、と抑える。
そして私に払ってこいと。
食事も母は自分の分を全部食べた。
私が少し残したらもったいないとそれも全部平らげた。
まったく正常だ。
○○ちゃんにご飯を食べさせてやりたいのに、どうしてこないのだろう、と何回も聞く。
今日と明日はお母さんにまかないをしてもらって、2,3日したらおばあちゃんがごはんしに行くからね、と嫁さんに念を押す。
かつて教員住宅でまかないの仕事をして、おばさんおばさんと若い先生たちに慕われていたときがある。ごはんの支度をして、生きがいのあった時代のことが忘れられないのだろう。
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