2011年2月12日土曜日

未来のためにできることはなにか?

関東地方、昨日、今日と雪模様の日々。

まだ積る気配はないが、寒い。
寒さには慣れているのだが、それでも寒さがビシビシと感じる。

世界は大荒れだ。

明日は小田原で毎年恒例の地球市民フェスタが開かれる。

「チェルノブイリ子ども基金」江の浦支部が毎回参加している。
私もボランティアとして毎年参加してきた。
今年で15年目のこのフェスタ。
10年目のときに、終わりにする、というような話だった。
しかし、今も続いている。
小田原にいる、外国人の人たちがこのフェスタに参加することを
喜んでいるのだろう。
こちらのブログではスイス人、コスタリカ人を連れて
参加する、と書いてあった。

東南アジアの人々が多いが、中東の人たちもいるはずだ。

エジプトのムバラク大統領の辞任がようやく決まった。

二転三転したが、結局、市民の退陣要求に屈したのだ。
アメリカの表明もあれこれ変わった。

タレントのフィフィさん(エジプト出身)の株が今回のことで
すっかりあがった、と息子が言っていた。
ブログをのぞいてみた。

これを読むと、エジプトとアメリカの関係、国民の気持ち、
誰にでもわかるように書いてある。

以下に、一部抜粋したのはフィフィさんの気持ち。

「私は今日もブログに自分の思いを綴りましたが、今までならタレント
という立場からもハッキリと明言することをためらっていたと思います。
はじめに投稿した『~新たな一頁へ』は今後の仕事の心配もしつつ言葉を
選んで打っていました。
でも、今はもう迷わない!→どこかで聞いたことあるフレーズ。読んで
くださってるみなさんがわたしに勇気をくれました。私は命と引きかえに、
そのリスクをかえりみず母国の為に、またアラブの為に、叫び続ける彼らの
為にもあきらめないと決めました。彼らの起こす革命を世界中が注目して
いるんです。彼らのメッセージをわたしが日本で伝えていきたい。
それがわたしのできること。」

そしてこう結んでいる。

「今の時代、1人の人間が社会に影響を与える事だってできるんです。
ほら、その証拠にこのブログを多くの人が読んでくれている。
そして、みなさんは自国の為に何を想いますか?
日本の未来の為に今なにが出来ますか? 」

きのうは、地元図書館であった映画会に行った。

「紅いコーリャン」と「上海にかかる橋」という2つの中国映画を観た。
2つともいい映画だった。
ひとつは戦争の悲劇(それも日本軍のために)、
もうひとつは文革の悲劇。
どちらも市民が犠牲だ。

たまたま録画しておいた「エレニの旅」を前々日、見たばかりだった。
この映画もまた、時代に翻弄された人々の悲劇の物語だ。

初めて見るギリシャの風景。
世界が絶賛した映像美。
全編に流れる詩情豊かな音楽。

最後のシーンでは涙が止まらなかった。

今も世界で起きている戦争による悲劇。
戦争の形は変わっても、悲劇は終わらない。

日本の未来のために、世界の未来のために
私たちはなにができるのだろうか?

0 件のコメント: