原題「INTO ETERNITY」(辞書では<永遠に>)
■ 2009年 デンマーク/フィンランド/スウェーデン/イタリアの合作ドキュメント
数々のドキュメンタリー賞を受賞している。
この作品が、映画館とNHKで相次いで公開された。
日本でのタイトルの付け方がおもしろい。
安全と危険ではまったく正反対の意味ではないか?
でも言わんとしているところは同じなのである。
映画館;100,000年後の安全
http://www.tnlf.jp/movie_into_eternity.html
NHK;100,000年の危険
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/110216.html
映画館の上映では、スウェーデン社会研究所の須永さんという方の
お話があると告知されていた。聞いてみたかったが行けなかった。
BS NHKの放映は録画をしておいて見た。
100,000年という長い年月について、学者が討論している。
あるいはインタビューに答えていたが
誰も決定的なことはわからない、ということは
テレビを見ていてわかった。
しかし、素朴な疑問だが、原子力を利用し続ける限り
廃棄物は生まれ続ける。
今、安定した地層深く封じ込めたとして、
これで終わりではない。
100,000年間、危険なそれを伝え続けることができるのか?
その後発生した廃棄物に対しても、
同じように、場所を選び、確保して、100,000後まで安全を保てるのか?
そして、これはフィンランドだけの話ではない。
世界に核廃棄物はあふれ、さらに日々生産され続けている。
テレビの録画を見た日から丸2日間、堂々めぐりの問いが頭の中を
ぐるぐるまわっている。
1 件のコメント:
私はまだ映画、テレビ共見てはいませんが、
これは日本国民、そして全世界の人々が見て共に考える問題だと思います。
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