2011年2月18日金曜日

100,000年後の安全?  100,000年の危険?

原題「INTO ETERNITY」(辞書では<永遠に>)
■ 2009年 デンマーク/フィンランド/スウェーデン/イタリアの合作ドキュメント
数々のドキュメンタリー賞を受賞している。

この作品が、映画館とNHKで相次いで公開された。
日本でのタイトルの付け方がおもしろい。

安全と危険ではまったく正反対の意味ではないか?

でも言わんとしているところは同じなのである。

映画館;100,000年後の安全
http://www.tnlf.jp/movie_into_eternity.html

NHK;100,000年の危険
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/110216.html

映画館の上映では、スウェーデン社会研究所の須永さんという方の
お話があると告知されていた。聞いてみたかったが行けなかった。

BS NHKの放映は録画をしておいて見た。

100,000年という長い年月について、学者が討論している。
あるいはインタビューに答えていたが
誰も決定的なことはわからない、ということは
テレビを見ていてわかった。

しかし、素朴な疑問だが、原子力を利用し続ける限り
廃棄物は生まれ続ける。

今、安定した地層深く封じ込めたとして、
これで終わりではない。
100,000年間、危険なそれを伝え続けることができるのか?
その後発生した廃棄物に対しても、
同じように、場所を選び、確保して、100,000後まで安全を保てるのか?

そして、これはフィンランドだけの話ではない。
世界に核廃棄物はあふれ、さらに日々生産され続けている。

テレビの録画を見た日から丸2日間、堂々めぐりの問いが頭の中を
ぐるぐるまわっている。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私はまだ映画、テレビ共見てはいませんが、
これは日本国民、そして全世界の人々が見て共に考える問題だと思います。