日曜日、日比谷公会堂で死刑に反対する集会が開かれた。
主催は<死刑廃止国際条約の批准を求める「フォーラム90」>
反原発市民運動に関わりだしたのが1988年から。
チェルノブイリ救援活動に関わり出したのが1990年ごろから。
ちょうど同じ時期から、死刑反対の講演会などに参加するようになった。
反原発のほうに、積極的に関わるようになったので
ほかのことには必然的に関心が遠のいた。
でも、死刑廃止だけは、反原発・救援活動と同じ年数を
関心を持ってできるだけ注目し参加してきた。
死刑廃止フォーラムが発足して20年。
・講演:辺見 庸
「国家と人間のからだーー私が死刑をこばむ理由」(2時35分から約70分)
・コンサート:上々颱風(しゃんしゃんたいふーん)
・講談:神田香織 和歌山カレー事件「シルエットロマンスを聞きながら」
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・座談会:中山千夏/加賀乙彦/森達也/安田好弘(司会)
・メッセージとアピール:韓国、欧州連合(EU)、免田栄氏、菅家利和氏ほか
2時半から始まって終了が7時半という長丁場。
残念ながら全部参加することはできなかった。
辺見庸さんの講演、前もって彼のブログに載っていた以下の文章
を読んでいた。
鏡のなかのすさみーー千葉景子さんと絞首刑
前回辺見庸さんの講演を聞いたのも死刑反対の集会だったと思う。
違ったかな? 辺見庸だけの講演会だったかもしれないが、
内容は死刑に対しての講演会だった。
3時間近い講演を完璧に語った。
案の定、彼のブログの中の「私事片片」では
「1時間で何が語れると言うのか」と書いている。(12/17)
辺見庸さんのあとは、上々颱風によるコンサート。
最高だった。
どの歌もよかったが、リーダー紅龍さんがが歌った、
「大虐殺のバラード」が特によかった。
次が神田香織さんの講談。
新作「和歌山カレー事件」を披露。
これもおもしろかった。
自白もなく、状況証拠も不十分なのに死刑を宣告された
林真須美さんのことを講談に。
いかに私たちはマスコミに洗脳されているかよくわかった。
テレビや新聞で報道されるニュースは真実ではない、ということを
私たちはよくよく考えなければならない。
パリ旅行してきたばかりの友人がこんなことを言っていた。
ツアーのガイドさんから聞いたこと;
フランスでは小学生に、教師が新聞やテレビが伝えるニュースは
「真実」のほんの一部に過ぎない、と教えているそうだ。
その友人が撮ってきた写真を最後に披露。
この時期は欧州は一般的に天気が悪いらしいが、斜陽が
瞬間的に照らしたモンサンミッシェルはなかなか綺麗だったとか。
何でも宮崎駿監督の 「天空の城 ラピュタ」は
このモンサンミッシェル修道院をモデルにしているとか。
また、 「ルパン三世 カリオストロの城」もここをモデルにしているそうだ。
知らないのは私ばかりか。
友人は写真が上手い。
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