2010年12月21日火曜日

死刑反対の集会〔報告〕&モンサンミッシェルの写真

日曜日、日比谷公会堂で死刑に反対する集会が開かれた。

主催は<死刑廃止国際条約の批准を求める「フォーラム90」>

反原発市民運動に関わりだしたのが1988年から。
チェルノブイリ救援活動に関わり出したのが1990年ごろから。

ちょうど同じ時期から、死刑反対の講演会などに参加するようになった。

反原発のほうに、積極的に関わるようになったので
ほかのことには必然的に関心が遠のいた。

でも、死刑廃止だけは、反原発・救援活動と同じ年数を
関心を持ってできるだけ注目し参加してきた。

死刑廃止フォーラムが発足して20年。

・講演:辺見 庸

  「国家と人間のからだーー私が死刑をこばむ理由」(2時35分から約70分)

・コンサート:上々颱風(しゃんしゃんたいふーん)

・講談:神田香織 和歌山カレー事件「シルエットロマンスを聞きながら」

    **~**~**~***
・座談会:中山千夏/加賀乙彦/森達也/安田好弘(司会)
・メッセージとアピール:韓国、欧州連合(EU)、免田栄氏、菅家利和氏ほか

2時半から始まって終了が7時半という長丁場。
残念ながら全部参加することはできなかった。

 辺見庸さんの講演、前もって彼のブログに載っていた以下の文章
 を読んでいた。
   鏡のなかのすさみーー千葉景子さんと絞首刑

前回辺見庸さんの講演を聞いたのも死刑反対の集会だったと思う。
違ったかな? 辺見庸だけの講演会だったかもしれないが、
内容は死刑に対しての講演会だった。
3時間近い講演を完璧に語った。

案の定、彼のブログの中の「私事片片」では
「1時間で何が語れると言うのか」と書いている。(12/17)

辺見庸さんのあとは、上々颱風によるコンサート。
最高だった。
どの歌もよかったが、リーダー紅龍さんがが歌った、
「大虐殺のバラード」が特によかった。
 

次が神田香織さんの講談。

新作「和歌山カレー事件」を披露。
これもおもしろかった。
自白もなく、状況証拠も不十分なのに死刑を宣告された
林真須美さんのことを講談に。

いかに私たちはマスコミに洗脳されているかよくわかった。

テレビや新聞で報道されるニュースは真実ではない、ということを
私たちはよくよく考えなければならない。

パリ旅行してきたばかりの友人がこんなことを言っていた。

ツアーのガイドさんから聞いたこと;
 フランスでは小学生に、教師が新聞やテレビが伝えるニュースは
「真実」のほんの一部に過ぎない、と教えているそうだ。

その友人が撮ってきた写真を最後に披露。

この時期は欧州は一般的に天気が悪いらしいが、斜陽が

瞬間的に照らしたモンサンミッシェルはなかなか綺麗だったとか。

何でも宮崎駿監督の 「天空の城 ラピュタ」は
このモンサンミッシェル修道院をモデルにしているとか。
また、 「ルパン三世 カリオストロの城」もここをモデルにしているそうだ。

知らないのは私ばかりか。

友人は写真が上手い。


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