まもなく、暑い暑い8月も終わりに近づいている。
我が家のこの夏一番の行事はお盆の帰省だった。
母と娘と孫と私と4世代の民族大移動。
田舎の甥による送迎車付きだから、大とつけるほどではない。
母にとっては約2年半ぶりの旅行。
もちろん、1歳3か月の孫にとっては初の新潟旅行。
孫は都内近郊は言うに及ばず、両親の実家がある埼玉(つまり我が家)、
千葉方面にはゼロ歳のときからひんぱんに行き来している。
うば車という愛車で。
ともあれ、14日に埼玉を出発して、16日の月曜日に無事一同帰宅。
施設にいる母と横浜に住んでいる娘たちの都合もあり、
早朝、深夜の移動はできず、暑いさなかの昼間の移動だった。
この夏は高速千円という料金が、土日しか適応されないというので
混むことが予想されたが、案外往復共空いていた。
2年半前、田舎から我が家に母を連れて来る時も、同じ甥が運転して送ってくれた。
そのときは、(車から)下ろしてください、下ろしてください、と叫び続け
高速道路を走っているとき、ドアを何度も開けようとして往生した。
自宅には、永遠に戻れないと察知していたのかも知れない。
その前、私の友達が車に乗せて連れてきてくれたことがある。
そのときは、単に旅行、と分かっていたのだろう。
暴れることはなかった。
嘘かほんとか、という言葉を入れた替え歌(?)を終始歌い続けていた。
中身がまた嘘かほんとか分からないようなことだらけの歌だった。
私たちは飽きることない母の歌を聞かされて埼玉に到着したっけ。
今回初めて母を助手席に乗せてみた。
いつも後ろの席で何人かと乗り合わせるより、視界も開けているし
乗り心地がよかったのか、大人しかった。
車には何度となく乗せている甥は、今までおばあちゃんは、
寝たことがないですよね、と言った。
しかし、座席を倒して、寝ていいんだよ、と声をかけたら
すんなり寝た。
孫も乗ってすぐに寝た。
子どもと年寄りはおんなじというがその通り。
甥と私と娘と、3人の成人は、2人が寝ている間に
楽々とおにぎりを食べることができた。
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