2010年8月12日木曜日

老人ホームの行事

老人施設も、保育園などと一緒でいろんな行事がある。

先日は納涼会があった。

職員による、綿アメ、焼きそば、フランクフルト、かき氷、ヨーヨーつり、
わなげ、などなど、一般の祭りと変わらないようなお店が出現。

4階まであるそれぞれのエレベーターホールを目いっぱい使っての
にぎわいだった。

入居者は喜んで参加する人と、あまり関係ない人とに分かれる。
その比率、半々かいや、喜ぶ人のほうが少ないかも知れない。
それでも職員のみなさんは精一杯いっぱいの企画を立て、行なってくれる。

母は誘っても行かない、とガンコに言い張っていたが
無理やりひっぱって、カキ氷を半分ずつ食べて、ギターと歌を聴いた。
母は耳が遠いからほとんど聞こえない。
何のことはない、私が楽しんだ。

職員のお子さんや入所者の小さなお客さんたちは喜んでいる。

町内会の婦人部による、ふかしたての饅頭も配られた。

手作りみこしがホーム内を回り、盛り上がった。
みこしも職員の方たちの手作りだった。

入所者には焼きそばやコロッケなどひととおりがふるまわれ、
それが夕食だった。でもそれだけではお腹が空くだろうと
後でおじやもでたらしい。
いたれるつくせりの納涼会だった。 

その次の週は流しソーメンの会。

家族の方もどうぞと誘われたがあいにく参加できなかった。

母も参加しなかったらしい。
とにかく、寝ていたいのが先にたつ。

でも、少し前、初めての外食会に参加。
こちらは私も参加した。

母のグループから4人、隣のグループから1人参加。
合計5人に対して、つきそいは私も含めて8人。
その中には非番の人(ボランティア参加?)が3人。

母は例によって、行きたくないとダダをこねていたが、
無理やり車に乗せた。

職員だけだとそう無理強いもできないだろうから、結局
参加しないことになるが、家族が一緒だと可能になる。

行き先はファミレスだったが、案外遠く車で約30分、
川越街道沿いにその店はあった。

立派な家を眺めたり、お庭を眺めたりしながら
ちょっとしたドライブ気分。
「いいわね~、毎月でも企画してよ」と元気な人が
職員に言っていた。
母のように一言も発しない人が約2名。

すでに注文はあらかじめとってもらっていたので
次々とごちそうが運ばれてくる。

あんなにいやだ、寝ていたい、と言っていた母だが
食べる食べる、残ったら私も食べようかと私は少な目に
母のはそれなりのセットメニューを頼んだのだが、ゆっくり
ゆっくりと食べてほぼ全部を平らげた。

ほかの人たちもほとんど食べた。
紅一点ならぬ黒一点の男性参加者が注文の品物を残した。

味が思っていたのと違ったのだろうか。
セットものでないので、それが口に合わないとなると
食べるものがない。

いつも他の入所者に対していたわってくれる彼は、
認知症ではなく、脳梗塞を起こして、半身麻痺が残ったが
歩くこともトイレも自分でできる。
しゃべることもゆっくりだが、よく聞くとほとんど聞き取れる。
一人暮らしだったため、子供たちが心配して、施設に入れたらしい。

でも、帰宅を希望している。
彼なら、ディサービスと訪問介護を受ければ
一人でもやっていけるのではないかと
端からみると思わないでもないが、他人のことは
言えたギリではない。

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