ちょっと前だが週末神保町の古書店めぐりをした。
なんと優雅な?
チェルノブイリ救援24周年イベントのチラシ配布、ポスター掲示の
お願いのため、ボランティアの人たちとめぐったのだ。
2人1組でこの日は3組でまわることができた。
以前、埼玉で何回か救援のためのコンサートをやったとき、
朝霞、新座、小川町、蕨などという地域で行ったが、
それぞれの地域のメインの商店街をみんなで手分けして回った。
しかし、東京も、それも都心に近いところとなると
どこが中心なのか、あるいはどこでも圏域と言ってもいいような
茫漠としてとらえどころがない。
でも、しかし、やはりホールに比較的近いところを
せめるのがいいようだ。
お茶の水、神保町、水道橋界隈はホールがある文京区に近い。
お茶の水だったら楽器、CDショップなど、水道橋だったら学校などがいい。
神保町は古書店が軒を連ねているので効率的にまわりやすい。
私たち2人組は古書店街を選んだ。
当たるも八卦、当たらぬも八卦、よさそうと思うところがダメだったり
ダメだと思って入ったところがよかったり
なかなかにおもしろい。
古書店主、というのはそれなりにものごとに関心があるのでは
ないだろうか。
見るなりお断り、というところはめったに少ない。
この日、私たちが回ったお店は全部30店。いや、OKしてもらったところだけでこの数だから、
かなり高率だったことになる。
このうち自然食品店、CDショップ、刷毛屋さんなどが6店。
特筆すべきは岩波ホール。
こちらはすでに3月の時点でチラシを置いてもらった。
通常映画館は映画のチラシしか置いてもらえないのだが、
岩波ホールはいつも協力してくれる。
3月に<海の沈黙>という映画があり、見に行ったときにすでに
置いてもらっていた。そのチラシの追加にこの日訪れた。
案の定、チラシは1枚もなくなっていた。
さらに特筆すべきことはいわゆるAVショップと言われるところが
意外に反応がよかったこと。
以前はまわったことがなかったが、今年思い切って入ってみた。
最初に入ったところは1階が本が中心、2階がCD・DVDショップ。
恐る恐る入ったところ、レジにいた若いお兄さんがチラシ
OKだという。
気をよくして、2階の売り場に。こちらはちょっとこわそうなオジさん。
ポスター? いいよ。
チラシも配っておこうか、と向こうから言ってくれた。
その次のアダルトショップ。本が中心だったが、
こんなところだからね、持っていってくれるかどうかわからないけど、
と言いながら、お店前のラックに雑誌(写真集?)が置いてあったのをどけて
(何段も同じ雑誌だった)、ひとつの段に
ポンと目の前で並べてくれた。
感激!
もうひとつOKしてくれたところ。
そこは3階まであった。
1階のぶっきらぼうのお兄さん、ここは狭いからね、
上で聞いて見てと。
2階、しゃれたいま風の髪型のお兄さん、
う~ん、置くところはないね。
3階、がらがらに空いたスペースがあった。
空いてはいるけど、自分のその権限はないから。
置いていい、と上の指示があるならいいけど。
(この言い訳のパターンはどの業種でも多い)
仕方がないので、ダメでした、とまた1階に戻り、上記の断られた理由を述べたら
ぶっきらぼうのお兄さんは社員だったのか、
じゃ、ここにいいよ、と入口の目立つラックの1段をよけて置いてくれた。
水道橋編はこの次に。
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