例年のごとく忙しい日々だ。
昨年4月、チェルノブイリ救援イベントに向けて
つたないブログを立ち上げた。
1枚でもチケットの売れ行きにつながればよいと願って、はじめたのだった。
甲斐あって、いや、ブログのせいではまったくないが、
みえない雲という映画と池田香代子さんのお話という組み合わせが
よかったのか、会場はほぼ満員に埋まった。
今年はどうだろう?
広河さんの2年ぶり(と思っていたがどうも3年ぶりらしい)のチェルノブイリ取材報告と詩人石川逸子さんの朗読、若きピアニスト 須山真怜さんによる“思い出”の「チェルノブイリ鎮魂曲」と詩のコラボレーション。
思い出と書いたのはかつてチェルボナ・カリーナというウクライナの少年少女合唱団を招いてコンサートを開催したとき、作曲家の山田泉さんよりプレゼントされた曲だから。
事故10周年の96年に初めて東京と小田原で披露された。
その2年後に再び来日した子どもたちを中心としたコンサートのとき、た弾いてもらった。
このときは埼玉公演だけがこの曲をプログラムに加えた。
山田泉さんは曲を創ってくださった数年後に病気で亡くなられた。
さらにもう一度埼玉公演のときに、この曲を弾いてもらった。
その際、山田さんをご招待しようと思って手紙を出したら、山田さんの両親から亡くなったことを知らされた。
代わりにとご招待したが、「老齢のため、遠慮したい。しかし、このような曲があることさえ知らなかった。弾いていただけてうれしい」というハガキが届いた。
「鎮魂曲」は他に広まることなくひっそりと眠っていたわけだが、今回で4回目の登場。
4月20日、広河さんの最新報告、石川さんの詩、そしてこの鎮魂曲、
これらをシビックホールで聞くのを心待ちにしている今日このごろである。
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