2010年6月23日水曜日

パイナップルを食べて命がのびた

母のところはユニット方式。

個室だが10人で1ユニット。
みんなで食事をするところも
ベッドのある個室も広々としている。

前にお世話になったグループホームも広かった。
恵まれていると思う。

時折ご近所との井戸端会議ではしばしば
われわれの未来も話題になる。

われわれのころは個室なんてとんでもない、という
時代になるのでは?
と一致した意見。

だって、これだけ大勢の高齢化予備軍がいるのだもの。

事実、個室でなければ施設の建設を許可をしない、というのが
国の方針だったが見直す機運もあるそうだ。

簡単に決めて簡単にまた見直して。

この国の伝統ある農政をみならって、老政(?)もころころと
変わっていくのだろうか?


それはともかく、この間行ったとき、パイナップルを
持参した。

パイナップルはめったに買わない。
1年に1回買うかどうかぐらいだ。
たまたま生協でみかけたので
注文しておいた。

いい匂いを部屋中に放って、もう食べなければ
ダメにしてしまう、という寸前まできた。

丸丸1個のパイナップルを切るのは少し勇気がいる。

ご近所がいるときとか誰か家族以外にもいるときでないと
切る気がしない。

そうだ、母たちに持っていこう!

と思いついて、一口大に切ったのを持参した。

10人のうち、2人はちょっとこのまま食べるのは無理だが
ほかの人たちは全員食べることができる。


ま~、珍しいものを。

あらら。

おいしいこと、命がのびるよ。


と口々に。

持って行った甲斐があった。

イチゴ、甘夏、ときどき、おいしいのが手に入ったとき
持っていくがいつも一番、うれしくなさそうに食べるのが
うちの母だ。

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