白河アウシュビッツ平和博物館のみなさんのあたたかい
おもてなしのあと、車で30分ぐらい離れた甲子(かし)温泉
に向かった。
温泉には理事長の塚田さんが案内。
ワレンチンさんと一緒にお風呂に入ってくれるのかと
思ったら、翌朝信州へ帰るという。
塚田さんは信州と白河を行ったりきたりの生活。
親切に、お風呂の入り方を説明して博物館に帰っていかれた。
地震の影響で建物の壁にはひびが入っていた。
また、観光客の激減は福島県内すべてだ、と
塚田さんの話。貸し切り状態だった。
古びたさびれた高原ホテルだったが、温泉は豊富。
寝る前と朝食前とワレンチンさんは2回
ゆっくり時間をかけて温泉を楽しんだ。
緑の中の高原ホテル、風景も抜群。
ただ、放射能が少しあるだけ・・・
宿は0.2マイクロSV。
ま、福島では普通だね、と大賀さん。
朝食のあと、大賀さんの案内で
小峰城跡の見学。
地震で石垣が崩落し、部分的に入場禁止。
この日のこの場所の空間線量は0.40マイクロSVと
入口の看板に書かれていた。
(なぜかモニターは0.25だった)
看板には長時間の見学はしないようにと
ごていねいな説明が。
大賀さんは白河市はエライ、とほめていた。
ワレンチンさんにとってお城見学は初めて。
観光に来たらしい一組の家族に、大賀さんが
放射能値とあまり長くいないほうがいいと
ついでに、ウクライナからやってきたこの人は
云々と話してくれた。
静岡から見えた人たちで、浜岡も怖いですよねと
そんな会話が
そのあと、名勝南湖公園へ。
2009年ごろ、一度来たことがあるr。
そのとき、アウシュビッツ博物館に泊めてもらった。
それが、白河とのつきあいの始まり。
前に行ったときはにぎわっていた南湖だったが今回は
観光客もまばら。
有料の翆楽苑の中も散策、ハスの花やユリなどが咲き乱れ、
手入れの行きとどいた樹木、噴水、小川、鯉などを眺め
小雨の中、たっぷりの自然を味わった。
ただ、まわりは森で、やっぱり線量はそれなりに
あるだろうなという風景。
雑草取りをしていた女性たち、松の木の枝を剪定していた
植木職人。地震直後はもっと線量の高い中を
作業していたのだろうねと大賀さんと話しながら眺めた。
散歩のあと、茶屋でおいしい団子と
おそばを食べた。
なんとその茶屋には97歳になるお婆ちゃんが
健在で一緒に写真を撮ったりした。
すかさずウクライナからこれこれこうで
来たんですよ、と大賀さんがアピール。
南湖の絵はがきセットをお店の人(おばあちゃんの娘さん)
からいただいた。
白河には大宮から新幹線でわずか1時間で着く。
寒かった。
もちろんどこも冷房なしで。
電気は都会で使っているのだ。
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