我が家は連れが日経新聞をとっている。
あまりおもしろくもない新聞だが、映画批評欄はなかなかのものだ、とかねてから思っている。
1,2週間前にみた映画評に5つ星のマークがついていた。
これはあまりない。
大きな紙面にとりあげるのだから悪いのはもちろん載せない。
大体が4つだ。
前にA新聞の批評を読んで見に行ったら、すごくおもしろくない映画だったことがある。
それ以来、額面通りには受け取らないことにしている。書く人もいろいろ事情もあるのだろう。
しかし、日経に載ったので、はずれたことはない。と、書くと映画通のようだがまったく違う。
田舎には映画館はなかった。
子どものころ、父親に背負われて公民館でやっていた映画を見た記憶がある。
中村錦之助のチャンバラとかだった。
何で背負われていたかというと、小学生以下は無料だったのでそう見せるためだった?
たぶん、どんな映画を見たか覚えているので小学生の1,2年のころだと思う。
そのほかは学校の体育館で映画を見た。
「にあんちゃん」「荷車の歌」など文部省推薦のまじめな映画だった。
小中学校のときは学校で映画の話題もなかった。
高校のとき、ウェストサイドストーリーを従兄の大学生が連れて行ってくれた。
夏休みで母の実家があった長岡へ遊びに行っていた。
母の実家は庄屋もやった古い家だったが、母の兄が農業技術員で転勤が多く田舎の古い家は処分して長岡に住んでいた。
だから、母が家というときにまず、田舎の生家を思い、長岡の家を思い、そのあと、婚家(私たちと住んだ家)を思い、妹と暮らした上越の家を思う。
この埼玉の次女(私だ)の家の近くのグループホームにいることが、腑に落ちなくとも尤もな話だ。
話を映画に戻すと、高校までの映画歴はそんなものだ。
映画館のたくさんある大都会に住むようになっても数えるほどしか映画は見ていない。
近年、やっと自由な時間を手に入れ、映画を楽しめるようになった。
シニアになったら何でも1000円で見られるなんて、とシニアになるのが待ち遠しくてならなかったが、なんてことはない。1000円になっても時間がないとみられないのだ。
世間は3連休の人も多いと思うが、2連休。今日は映画に行こう、と決めていた。
どんなにおもしろいか書こうとしたのだが、時間切れ。
http://www.12-movie.com/
いやいや、最初の話とつながらなくなった。
5つ星がついていたのは「イントゥザワールド」という映画だった。
評判がよいから見たい、と思ったものの題名もろくに覚えていなかった。
シャンテシネだけは覚えていたのでそこに行ったのだが、
どれかな、12人の怒れる男?これではない。
もう一つのもそうではない。じゃ、これか「イントゥザワールド」だ。
しかし、時間が合わなかった。
で、12人の怒れる男、これにするか、ということで決めた。
それでも始まるまで時間がある。
喫茶店で時間をつぶし、20分前に行ったら長蛇の列。
なんと、まえ3列しか空いてないという。
老眼だから、後ろでないとまずいのに・・・
しょうがない、3列目に座った。頭を座席にもたらせて見るようになっている。
まずい、下手をすると眠るのでは? 不安がよぎった。
心配無用。眠気はまったく襲わなかった。
始まってすぐ、ガスパジン・・・という声。 ん? これはロシア語?
有名なアメリカ映画のリメイク版というの看板を見てわかったのだが、どこの映画かも知らないで入ったのだ。
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