2014年2月23日日曜日

続報・緊迫したウクライナ情勢~当面の危機は回避か

ウクライナ情報、Hさんからの続報です。
やや、一安心。

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その後ウクライナの情勢は、大きな動きが続き、幸いにしてとりあえず当面の危機は回避されたようです。(もっとも、あくまで当面ですが。)
起きてしまったことがあまりに凄惨で悲劇的過ぎたため、逆に国が反政府、反大統領で大きくまとまってしまった印象です。
治安部隊も、命令するだけの幹部や特殊部隊の実行部隊を除けば、殆どが地方から動員された何も分からないような警官や兵役でたまたま動員されてしまったような若者が中心で、起きてしまったことの重大さに放心状態のように見受けられます。
議会が作戦の実行を禁止する決議をすると、むしろ待っていたように、急ぎ撤退してしまいました。
これまで中立的だった人や大統領派だった人々も反旗を翻しており、もはや大統領も政権も死に体です。(汚らわしくて相手にしてられない、という感じでしょうか。)
大統領は辞任に至っていませんが、むしろ辞めさせないで後ろ指を指され続ける方がよいのかもしれません…
さすがに状況が酷過ぎてロシア側も対応に苦慮しているようです。
なお、在日ウクライナ大使館でも週明け24・25日10:00 – 16:00に記帳を受け付けるようです。
お時間があり、哀悼の意を残したい方はどうぞ。
http://japan.mfa.gov.ua/en (告知はウクライナ語と英語のみ。大使館の場所などは、日本語あり。)

現地の報道から、いくつかまとめておきます。
写真で見る20/21日の出来事 (遺体や負傷者の写真が多数ありますので、ご注意願います。)
Korrespondent誌
http://korrespondent.net/ukraine/politics/3309504-krovavye-dny-ukrayny-fotokhronyka-maidana-20-21-fevralia
Radio Svoboda (RFE/RL Ukrainian) 20日
http://www.radiosvoboda.org/media/photogallery/25271080.html
年明けからの写真日記(一番下が1月 1日で、上に行くほど最近)
http://www.radiosvoboda.org/media/photogallery/25224680.html
TV1+1 (NEWS TSN) 21日
http://ru.tsn.ua/foto/siloviki-i-antimaydanovcy-naspeh-vyezzhali-iz-kieva-350629.html
UNIAN通信
判明した双方の亡くなった人々のリスト(生前の写真。「テロリスト」だの「過激派」だのと呼ぶには無理がありそうな人が大半です…警官も若い人です…)
http://www.unian.net/society/887987-obnovlennyiy-spisok-pogibshih-vo-vremya-krovavyih-sobyitiy-v-kieve.html
現地テレビニュース (ほぼビデオ、写真付き)
東部の主要都市ハリコフでも反政府デモ
http://ru.tsn.ua/ukrayina/harkov-podnyalsya-lyudi-vyshli-na-ulicy-i-skandiruyut-zeka-get-350619.html 
大統領府、政府庁舎、最高会議、警察本部は、抗議活動側自警団の警護下
http://ru.tsn.ua/politika/samooborona-maydana-vzyala-pod-ohranu-vr-kabmin-ap-i-glavk-milicii-350622.html
治安部隊、反抗議活動派、キエフから撤退
http://ru.tsn.ua/foto/siloviki-i-antimaydanovcy-naspeh-vyezzhali-iz-kieva-350629.html
(以上TV1+1 / NEWS TSN 21-22日)
動員された警官、兵役期間兵の家族たち、家族をキエフから家に帰すよう要求
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960376.html
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960453.html
ウクライナ全国で記録的な数のボランティアたちが抗議活動参加者たちを支援
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960330.html
キエフの病院、衝突の際の負傷者で満員状態
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960435.html
全国の抗議活動派の人々、キエフへ医薬品を送る
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960452.html

学生グループ、教育省を包囲 次官の辞任と混乱期間の休校措置を求める
http://podrobno sti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960469.html
地方で行政府の包囲、抗議活動相次ぐ
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960469.html
キエフ市民、自発的に相互援助組織、自警団を組織 過激派取り締まり、治安維持に努める
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960471.html
チャーター便、自家用機でキエフから離れる動き活発に
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960481.html
前日までの売り切れ状態から一転、食料品、ガソリン、通常通り販売 市民生活正常化へ(市民の不満・パニックを狙って当局により出荷が制限されていたか)
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960454.html
キエフ市内幹線道路の通行規制解除、公共交通正常化(地下鉄の一部駅は、乗換のみの利用)市民生活正常化へ
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960470.html
キエフからリヴネヘ帰還した特殊部隊員たち、抗議集会で釈明会見
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960475.html
衝突により死者、80名を確認、うち治安部隊員は16名
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960445.html
最高会議、治安機関が抗議活動に武力行使することを禁止する決議
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960328.html

最高会議、 ティモシェンコ元首相の解放、憲法改正準備など一連の需要な決定を可決
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960426.html

大統領、野党代表、ヨーロッパの仲介役及びロシア代表の立会いの下、危機克服のための合意に署名
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960429.html
(以上、TV Inter / NEWS Podrobnosti 21日)

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