2014年2月28日金曜日

あの日から3年~福島原発 被害者証言集会

あす3月1日13時30分、豊島公会堂にて、
 福島原発事故から3年 拡大する被害ー3.1被害者証言集会が開かれます。
 無料です。
 
福島の叫びを聞いてください。 
強制避難や自主避難の被害者、一次産業従事者や被曝労働者など10人の被害者による証言が行われます。

(日時)3月1日(土)東京都 豊島公会堂(JR池袋駅東口から徒歩5分)
    13:30~16:00(開場13:00)
* 参加費無料(カンパ歓迎!)
*ゲスト:広瀬隆さん(作家) 李政美さん(歌手)

主催:福島原発告訴団
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2014年2月23日日曜日

続報・緊迫したウクライナ情勢~当面の危機は回避か

ウクライナ情報、Hさんからの続報です。
やや、一安心。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その後ウクライナの情勢は、大きな動きが続き、幸いにしてとりあえず当面の危機は回避されたようです。(もっとも、あくまで当面ですが。)
起きてしまったことがあまりに凄惨で悲劇的過ぎたため、逆に国が反政府、反大統領で大きくまとまってしまった印象です。
治安部隊も、命令するだけの幹部や特殊部隊の実行部隊を除けば、殆どが地方から動員された何も分からないような警官や兵役でたまたま動員されてしまったような若者が中心で、起きてしまったことの重大さに放心状態のように見受けられます。
議会が作戦の実行を禁止する決議をすると、むしろ待っていたように、急ぎ撤退してしまいました。
これまで中立的だった人や大統領派だった人々も反旗を翻しており、もはや大統領も政権も死に体です。(汚らわしくて相手にしてられない、という感じでしょうか。)
大統領は辞任に至っていませんが、むしろ辞めさせないで後ろ指を指され続ける方がよいのかもしれません…
さすがに状況が酷過ぎてロシア側も対応に苦慮しているようです。
なお、在日ウクライナ大使館でも週明け24・25日10:00 – 16:00に記帳を受け付けるようです。
お時間があり、哀悼の意を残したい方はどうぞ。
http://japan.mfa.gov.ua/en (告知はウクライナ語と英語のみ。大使館の場所などは、日本語あり。)

現地の報道から、いくつかまとめておきます。
写真で見る20/21日の出来事 (遺体や負傷者の写真が多数ありますので、ご注意願います。)
Korrespondent誌
http://korrespondent.net/ukraine/politics/3309504-krovavye-dny-ukrayny-fotokhronyka-maidana-20-21-fevralia
Radio Svoboda (RFE/RL Ukrainian) 20日
http://www.radiosvoboda.org/media/photogallery/25271080.html
年明けからの写真日記(一番下が1月 1日で、上に行くほど最近)
http://www.radiosvoboda.org/media/photogallery/25224680.html
TV1+1 (NEWS TSN) 21日
http://ru.tsn.ua/foto/siloviki-i-antimaydanovcy-naspeh-vyezzhali-iz-kieva-350629.html
UNIAN通信
判明した双方の亡くなった人々のリスト(生前の写真。「テロリスト」だの「過激派」だのと呼ぶには無理がありそうな人が大半です…警官も若い人です…)
http://www.unian.net/society/887987-obnovlennyiy-spisok-pogibshih-vo-vremya-krovavyih-sobyitiy-v-kieve.html
現地テレビニュース (ほぼビデオ、写真付き)
東部の主要都市ハリコフでも反政府デモ
http://ru.tsn.ua/ukrayina/harkov-podnyalsya-lyudi-vyshli-na-ulicy-i-skandiruyut-zeka-get-350619.html 
大統領府、政府庁舎、最高会議、警察本部は、抗議活動側自警団の警護下
http://ru.tsn.ua/politika/samooborona-maydana-vzyala-pod-ohranu-vr-kabmin-ap-i-glavk-milicii-350622.html
治安部隊、反抗議活動派、キエフから撤退
http://ru.tsn.ua/foto/siloviki-i-antimaydanovcy-naspeh-vyezzhali-iz-kieva-350629.html
(以上TV1+1 / NEWS TSN 21-22日)
動員された警官、兵役期間兵の家族たち、家族をキエフから家に帰すよう要求
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960376.html
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960453.html
ウクライナ全国で記録的な数のボランティアたちが抗議活動参加者たちを支援
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960330.html
キエフの病院、衝突の際の負傷者で満員状態
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960435.html
全国の抗議活動派の人々、キエフへ医薬品を送る
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960452.html

学生グループ、教育省を包囲 次官の辞任と混乱期間の休校措置を求める
http://podrobno sti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960469.html
地方で行政府の包囲、抗議活動相次ぐ
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960469.html
キエフ市民、自発的に相互援助組織、自警団を組織 過激派取り締まり、治安維持に努める
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960471.html
チャーター便、自家用機でキエフから離れる動き活発に
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960481.html
前日までの売り切れ状態から一転、食料品、ガソリン、通常通り販売 市民生活正常化へ(市民の不満・パニックを狙って当局により出荷が制限されていたか)
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960454.html
キエフ市内幹線道路の通行規制解除、公共交通正常化(地下鉄の一部駅は、乗換のみの利用)市民生活正常化へ
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960470.html
キエフからリヴネヘ帰還した特殊部隊員たち、抗議集会で釈明会見
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960475.html
衝突により死者、80名を確認、うち治安部隊員は16名
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960445.html
最高会議、治安機関が抗議活動に武力行使することを禁止する決議
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960328.html

最高会議、 ティモシェンコ元首相の解放、憲法改正準備など一連の需要な決定を可決
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960426.html

大統領、野党代表、ヨーロッパの仲介役及びロシア代表の立会いの下、危機克服のための合意に署名
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/21/960429.html
(以上、TV Inter / NEWS Podrobnosti 21日)

2014年2月21日金曜日

緊迫したウクライナ情勢

さすがに、日本のメディアでも報道するようになったが、ウクライナ情勢が悪化の一途をたどっている。ウクライナ情勢に詳しいボランティアの方が、詳細な情報を送ってくれた。
またこの記事を見たほかの方からも写真の紹介があった。
以下長いが紹介したい。
 
■下の記事・分析と、直接的な関連はありませんが、
フランスのRIVA Pressの写真です。 
 
 
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■すでに日本のマスコミでも報じられていますように、ウクライナの情勢が極めて危険な状況を迎えています。


 現状では、どのような形であれ、このまま平穏に事態が沈静化するシナリオはあまり考えられず、すでにデモや騒乱のレベルではなくて、内戦の瀬戸際、もしくは始まりだと個人的には認識しています。

 
 可能性は低いと思いますが、今後考えられる最悪の事態は、ロシア系・ロシア語系市民の保護を名目にロシアが軍事介入することで、この場合、東西間の本格的な戦争に発展する可能性が否定できなくなりますし、さらにその場合、中国を巻き込んで、ただでさえ不安定な状況にある東アジアに飛び火する可能性も高まります。(あるいは領土問題などをめぐってロシアが日本にも極めて強硬な態度を取らざるえなくなり、結果として耐性が低くなっている日本の世論をさらに刺激して緊迫が一気に高まる局面も考えられます。)
 

  実際、同じような状況でロシアはグルジアと戦争を行い、親ロシア的だったアプハジアや南オセチアを「独立」させて、事実上のロシアの「保護領」化しています。(これもオリンピックの時でした)ロシアの政権内部では、ウクライナの西部をウクライナから切り離してヨーロッパ側に渡す、あるいはクリミアや東部、南部などのロシア語系の地域を切り離してロシアの保護領化するなどのシナリオが検討されているといいます。ロシアは、連日西側の政治家たちがウクライナ入りするなどして内政干渉しているとして非難していますが、一方でロシアは大統領以下の政治家、官僚をロシアに呼んでロシアで会談を行っていますし、ロシアの密使がウクライナ入りして協議しています。あるいは両国の大統領は頻繁に電話会談しているようですが、それらの内容は殆ど明らかにされていません。また、ロシアのマスコミを使って様々な情報戦を仕掛けています。(ロシアの新聞はウクライナでは地元紙と並んで売られていますし、テレビ・ラジオも入ります。ネットは言うに及ばずです。当然言葉が共通ですから、ロシアで伝えられたことは、そのまま同時にウクライナにも流入します。)今のところ、状況はロシアのペースで進んでおり、欧米の対応は後手後手に回っているという印象が拭えません。
 
 
  日本ではあまり知られていないのですが、ウクライナの西の旧ソ連の共和国であるモルドバには、ソ連崩壊時にモルドバの独立を認めず、ソ連(ロシア)側にとどまることを決めた「ドニエストル沿岸共和国」というのがあって、どの国も承認せず、殆どの地図にも載っていませんが、事実上の「独立国」となっている地域もあります。この地域は東と西の狭間にあって複雑で、非常に不安定な状態にあって、全体から見たら些細なことが、大規模な戦争の始まりとなりかねない不安定さを常にかかえています。


 
  ともかくも、日本からは距離的には離れた出来事ですが、実は「隣の隣の国」で起きていることでもあって、日本の人々ももっと緊張感をもって、この事態を注視すべきだと思います。ウクライナだけでなく、ヨーロッパ全体にとっても恐らく第2次大戦後最大級の平和の危機が迫っている言って間違いないでしょう。
 

  このような状況で最も困難な状況に置かれるのは、当然社会的弱者で、チェルノブイリの被災者も例外ではありません。


  本格的な戦乱となった場合に、例えば、彼らに不可欠な薬はどうするのか、安否確認をどうするのか、どの段階で安全な地域に避難させるべきなのかなど考えることは山のようにあります。
 

  ともかくも、どのような形であれ、可能な限りの最も平和的な形で事態が収拾できるよう願わずにはいられません。

 
  現地報道から(リンク先は中継動画、写真、ビデオが中心のものですが、一部に遺体や重傷者の映像も含まれています。)

 
 ・ヤヌコヴィチ大統領国民向けテレビ演説。野党側の動きを非難。実力行使で抵抗を排除する考えを示す。20日は、犠牲者に対する服喪の日。http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/959779.html
 

 ・首相代行、野党側の行動をクーデターの試みとして非難。http://japanese.ruvr.ru/2014_02_19/128908759/

 
 ・大統領と野党指導者との協議が行われ、「停戦」で合意するも、実現は不透明。

 
 ・現在までのところ死者は双方合わせて少なくとも26名で、それぞれ数百人の負傷者。http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/959779.html

 
 ・取材中のウクライナの新聞記者も死亡。

 
 ・広場に面した「労働組合会館」全焼、中央郵便局などデモ隊により占拠される。http://www.unian.net/politics/886839-dom-profsoyuzov-vyigorel-dotla.html#ad-image-0

 
 ・キエフ市内の地下鉄は、安全確保を名目に、デモ隊の終結を防ぐため全面運休し、当局は、自家用車などでの移動も避けるよう市民に要請。

 
 ・キエフ市内に入る主要道路は警察により交通が制限されており、砂を積んだタンプカーによるバリケードを設置。一方、デモ隊も特殊部隊などの市内流入を防ぐためのバリケードを幹線道路に設置。

 
 http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/959783.html

 http://korrespondent.net/ukraine/events/3308035-v-sety-poiavylos-vydeo-na-kotorom-hayshnyk-uhrozhaet-vodytelui-avtomatom (銃でドライバーを威嚇する交通警察 写真・動画)

 
・鉄道は、キエフ発着列車の一部大幅な遅れ。

 
・キエフ近郊のボリスピリ国際空港は、今のところ発着便に変更はない模様。

 
 ・政府当局は、抵抗を続ける反政府勢力を「テロリスト」として、反テロ作戦により徹底的に取り締まる方針。野党側も政府の対応を「テロ」と呼び、非難。http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/959990.html (保安局長官演説)

 
 ・政府は、国防軍を投入する方針。すでに部隊が向かっているとの情報。
 

 ・デモを組織する野党側も割れており、民族主義色の強い右派勢力・極右が徹底抗戦の方針。(このため国民の多くが、政権側の行動を支持しない一方、野党側の行動についても支持していない。先ごろの世論調査では、ヤヌコヴィチ大統領への支持率は2割程度で、大統領選第1回投票では首位に立てるが、2位との決選投票になった場合、いずれの有力野党候補との争いにも敗れるとの結果。地元を中心に一定の根強い支持があるが、全国レベルでは強い拒否感があることが明らかになっている。)
 

 ・収監中のティモシェンコ元首相、ヤヌコヴィチ大統領はハーグの国際戦犯法廷で訴追されるべきだと声明。野党勢力は政権と妥協しないよう求める。

 
 ・国内各地で地方行政府、警察、裁判所などへの襲撃、占拠相次ぐ。http://rus.newsru.ua/ukraine/19feb2014/ypravlenie.html

 
 http://korrespondent.net/ukraine/politics/3307971-vydeo-shturma-protestuuischymy-volynskoi-oha

 http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/959946.html

 http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/959977.html

 http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/959984.html

 
 ・国内各地で与野党の本部、事務所への襲撃、放火相次ぐ。http://korrespondent.net/ukraine/politics/3308089-po-ofysam-partyi-prokatylas-volna-pohromov

 http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/960018.html

 http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/959985.html
 
 ・与党からの離党議員相次ぐ。

 ・米国務省、ウクライナ治安機関との電話回線が通じなくなったことを明らかに。米国、ウクライナ政府高官へのビザ発給停止などの制裁措置。このような制裁は何の意味もないとの批判も。
 
・ロシア政府、過激派勢力を支援しているとして、西側諸国の対応を非難。http://japanese.ruvr.ru/2014_02_20/128911291/

 
 http://japanese.ruvr.ru/2014_02_19/128901648/

 http://japanese.ruvr.ru/2014_02_19/128887619/

 ・東部地域の議会・行政府、キエフで起きていることはテロだとして、政権の対応を支持。秩序回復を求める。http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/960008.html

 ・ウクライナのオリンピック代表団、死者への哀悼の意を示すため喪章をつけることを認めるよう求めるも、IOCは却下。http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/960023.html

・キエフの医療機関で、衝突による負傷者への献血希望者相次ぐ http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/959861.html 

・日本のマスコミ、ウクライナ経済にデフォルトの危機と報じる http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/960031.html

・ウクライナ情勢、ロシアでも高い関心。ロシア政府高官、ウクライナの出来事をクーデターの試みと非難する一方、ロシア市民はウクライナ大使館前で蝋燭や花を手向け、犠牲者への哀悼の意を示す。
http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/960030.html

 
 UNIAN通信

 http://www.unian.net/politics/885568-krovavoe-protivostoyanie-na-maydane-nezalejnosti-video-i-tekstovaya-onlayn-translyatsiya.html#ad-image-0 (時系列写真・中継動画、ビデオ)
 

 radiosvoboda.ua (RFE/RL Ukrainian) (中継動画)

 http://www.radiosvoboda.org/

 http://www.radiosvoboda.org/media/photogallery/25270037.html (18/19日 写真)

 http://www.radiosvoboda.org/media/photogallery/25268314.html (18日写真)


 Korrespondent (週刊誌)

 http://korrespondent.net/ukraine/politics/3273412-maidan-onlain-kyev-vstrechaet-utro-kostramy-y-kanonadamy-pravyi-sektor-pryzyvaet-dodavlyvat (時系列写真、中継動画、ビデオ)


  

 TV 1+1 (NEWS TSN)

 http://ru.tsn.ua/foto/centr-kieva-v-ogne-i-dymu-protestuyuschie-i-siloviki-soshlis-v-zhestkom-boyu-349655.html (写真)
 

 TV Inter (NEWS Podrobnosti)

 http://podrobnosti.ua/podrobnosti/2014/02/19/959779.html (18/19日の動き 動画)

  
 <蛇足>

 ウクライナの昨年の大みそかの番組から

 ウクライナで大人気の長寿お笑い番組です。

  最初から最後まで政治・社会風刺で、政権側、野党側どちらも笑いの対象です。(ロシアやベラルーシ、欧米諸国も。)

 これが、ウクライナの人々のごく一般的な見方を示していると思います。

  ロシアの人気歌手やコメディアンもゲストで毎回何人も登場しますが、ロシアでは見られない発言が沢山あります。

  かつてエリツィン時代のロシアにもこんな「自由」がありましたが、プーチン時代になって、「市民の声」によって、こうした政治風刺はどんどん消えてしまい、再び地下に潜ってしまいました

 観客の反応を見れば、本当に喜んでいるのが分かります。

  翻って日本のテレビには、これほど沢山「お笑い番組」があっても、政治風刺、社会風刺が皆無に等しいのは何なのだろうか?とも思います。

  あるいは、日本のゴールデンタイムにこうした番組を流して、人気を博すのだろうか、この会場の人たちのように大笑いできるのか、「外国人」が自分の国を風刺して日本人は笑うのか?など色々考えてしまいます。
 
 http://www.youtube.com/watch?v=om5O5M-c9Tc

 分かりやすい所から

 冒頭 大統領と治安部隊の風刺

  275秒から、「プーチン大統領は、最近の動向に関わらずウクライナに対してロシアは友好的な対応を続けると表明しました」猫のビデオ
 
「でしょうねえ」「とっても友好的ですね。」

  29分過ぎ ロシアの人気司会者・コメディアン・歌手マクシム・ガールキン出演(有名な歌手のアーラ・プガチョワの夫)プーチンのまねで、ヤヌコヴィチ大統領との電話ネタ。

  37分過ぎ 同じくソ連・ロシアの歴代指導者の真似で風刺、ロシア、ウクライナ、ベラルーシの大統領、有名政治家の真似で風刺

 1時間54分過ぎ ソチオリンピックとウクライナの風刺

 2時間2分過ぎ デモに参加する野党議員の風刺

  2時間15分過ぎ 大統領とウクライナ内外の政治家の風刺 (2時間23分過ぎ「プーチン」右(東)側から登場、席を譲って座る、爆笑

 
  2時間27分過ぎ ソ連時代の有名な子供向けの歌の替え歌で風刺 プガチョワと人気を二分したソ連時代からの人気歌手ソフィア・ロタルと共に出演者合唱 29分過ぎ、大統領の言葉を茶化して全員で笑う)

 
 番外編

 
 最近のウクライナの人気歌手オーリャ・ポリャコワのヒット曲から
 

 http://www.youtube.com/watch?v=T1TKf2r2pWU
 
 http://www.youtube.com/watch?v=BfjHhGLA1WE

 http://www.youtube.com/watch?v=Xnnpi2VI89c

 全編ソ連・ロシアや欧米の強烈なパロディーで出来ています。

  ポリャコワは「際物」の歌手ではなくて、音楽の英才教育を受けて、チャイコフスキー音楽院まで出たプロの歌手で、2児の母です。

  また、駐キューバ・ソ連大使を務めたエリート外交官の娘で、西ウクライナの出身ですが、とても正しい標準ロシア語を話しています。
 
 きちんとした真面目な歌もレパートリーとして歌っています。

 http://www.youtube.com/watch?v=CMiybiiWbf0  (ウクライナの孤児問題を啓発する歌)

  ウクライナの「抵抗」はデモだけでなく、あらゆる面で全開状態で、恐らく、こうした直接的でない文化的な面での動きの方が、ロシアにとってはかなり目障りだろうと思います。

  ロシアのものもウクライナにダイレクトに入りますが、ウクライナのものもロシアにダイレクトに入ってしまいますので。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4月にはチェルノブイリ子ども基金と未来の福島こども基金で、ウクライナから甲状腺手術を子どものとき行っている母親を呼んで、東京と三重で話を聞くことになっている。
http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/saishin.html

そのころまでに政局は安定するのだろうか?
また、将来日本もウクライナのような事態を迎えないのだろうか?

「心配ない」と言えないところが限りなく不安・・・・・


 

 

2014年2月10日月曜日

名スピーチ・宇都宮けんじ、新宿西口最後の訴え

 
8日夜、最後の演説後、宇都宮けんじブログにアップされていたので
すぐにここにも載せるべきだった。
宇都宮けんじ事務所で電話がけのボランティア後、聴衆の一人として
東口、西口と両方を聞いたのだが、とにかく寒かった。
そして、軒並み電車が遅延、中止となり、帰宅が翌日になり、
余裕がなかった。

東口では主に政策中心の話だった。
西口ではゲストの話も取り入れながら、がらっと内容を変えた。
大変インパクトのあるスピーチだった。

ゲストも多彩。
東口では池田香代子さん、吉良よし子さん、絵本作家・松本春野さんほか、
髪や肩が雪だらけになりながら、宇都宮さんへの思いを語ってくれた。

西口では、池田さん、福島みずほさん、雨宮処凛さんほか著名人のほかに
福島から避難している長谷川さん、サリン被害者の高橋シズエさん、
築地のおっちゃんなどなど、市民からの応援が加わった。

昨日は、事務所で、ご本人、スタッフ、支援者らでいっぱいの中、
8時の開票を見守った。
8時を回ったその瞬間に舛添の当確が決まって、え~????
といっせいにブーイング。
どういう仕組みに一体全体なっているのだろう?

でも、その後は落選議員の事務所とは思えないほど
明るく、にぎやかに次につなげるための語らいの場となり、
ジンタらムータhttp://www.youtube.com/watch?v=y_8X6xIt2fo
梅津和時さhttp://www.youtube.com/watch?v=lpDfjsQo4PUんたちの
演奏を聞き、とても楽しい夜になった。

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宇都宮けんじ、新宿西口街宣| 最後の訴え(2014年2月8日)

http://www.ustream.tv/recorded/43569015
http://www.ustream.tv/recorded/43569201

 みなさんこんばんは。東京都知事候補の宇都宮けんじです。
 今までのみなさんの応援演説を聞きながら、大変胸が熱くなりました。ありがたい応援です。名護市長・稲嶺進さんのメッセージも大変ありがたいです。大島の被災者の方の言葉も大変ありがたいです。さらに、この雪の中、寒い中、集まっていただいているみなさんの心も大変ありがたいです。

 この選挙戦、とうとう最後の日を迎えました。ここまでたたかってこれたのも、私を支える選対のボランティアのみなさん、多くの市民のみなさん、多くの報道のみなさん、さらには政党のみなさんのおかげであると、あらためて感謝しています。ありがとう!

 今日、東京は20年ぶりの大雪のようです。この雪の降る中で、ふと浮かんだ言葉があります。それは新島襄の言葉です。新島襄は、NHKの大河ドラマ「八重の桜」の八重さんの旦那さんです。同志社大学を創った彼はこのように言っています。

 「真理は寒梅の如し 敢えて風雪を侵しても開く」

 この言葉は、私が同志社大学の付属高校で講演したときに、そこの校長先生が私に贈ってくれた言葉です。私の活動──サラ金クレジットの被害者救済の活動──は、新島襄さんと良く似ているというのです。

 その寒梅はいま、咲いています。寒梅は風や雪に逆らって咲きます。それは真理と似ています。正しいことというのは簡単に達成することはできません。しかし、雨や雪に逆らって耐えてこそ、その中で正しいものをつかみ取ることができる、そういう意味だと思います。

 こうした雪の中でたたかってこそ、勝利を獲得できる。新しい社会を築ける──そういうことを言っているのだと思います。

 この雪の中でこそ、私たちは熱く燃え上がらなければだめなのです。この雪の中でこそ、闘志を燃やさなければだめなのです。そうしてはじめて、勝利は獲得できるのです。はじめて真理を獲得できるのです。そう思い、ふといま、この言葉を思い出しました。

 この選挙戦は、1%の富裕層のための都政から、99%の都民のための都政を確立するための選挙です。都民の手に都政を取り返す選挙です。14年間続いた石原都政、猪瀬都政を根本的に変えていく選挙です。さらには、安倍政権の暴走にストップをかけるたたかい。戦争の道ではなく、平和憲法を守り、平和のもとで暮らす、そうした社会をつくるための選挙です。

 この選挙は、選挙権のある人だけが主人公ではありません。
 私たちは先週の日曜日、若いお父さんやお母さん方と一緒に、ベビーカー練り歩きのデモ行進を行いました。小さなお子さんが、銀座の練り歩きに参加していました。そこに参加した小さな子どもたちこそ、この選挙の本当の主人公ではないでしょうか。

 私たちは、子どもたちの未来のために、貧困のない社会をつくる必要があります。
 子どもたちの未来のために、原発のない社会をつくる必要があります。
 子どもたちの未来のためにこそ、平和憲法を守り、戦争に反対する必要があります。
 子どもたちの未来のためにこそ、民主主義を取り戻す必要があります。

 今回の選挙は、新しい政治を始める歴史的な第一歩となる選挙です。市民の力で、そして市民と労働組合と政党が連帯した力で、新しい政治を始められるかどうか──それが問われています。
 このような取り組みは、過去の歴史を振り返ってみても、はじめてのことではないでしょうか。

 都知事選の候補者には、著名人や知名度がある人がなるのではありません。そういう候補に頼っていては、本当の民主主義は育ちません。運動の中でこそ、スターをつくり出さなくてはだめなのです。日本の市民運動は、市民運動の中から候補者を出し、候補者を当選させる力を蓄積していかなくてはだめなのです。そうでなければ、社会は根本的に変わりません。

 民主主義を取り戻すとは、市民運動の中から本当のリーダーを押し出し、都知事にしていく、あるいは国会議員にしていくということです。そうした政治をつくりあげないと、根本的な社会の転換はあり得ません。その最初の選挙が、今回の都知事選挙です。

 東京が変わっていけるかどうか、東京都政で本当に民主主義が確立できるかどうか──。これがいま、問われています。都民の手に都政を取り返せるかどうか──これが問われています。

 この都民の手に都政を取り戻す、民主主義を取り戻す、この可能性はでてきています。この17日間のたたかいで、私は確かな手応えを感じています。運動のひろがりを感じています。都民のみなさんの自覚を感じています。これまでの選挙とは違う手応えを感じています。市民が少しずつ成長してきていることを肌で感じています。

 東京を変えていきましょう。東京から始めましょう。東京が変われば、日本が変わるのです。東京の新しい政治は、日本の新しい政治の始まりです。市民が主導権を持てる時期が来たのです。

 私たち一人ひとりは非力ではあっても、決して無力ではない。そのことを学んでいるのです。一人ひとりがつながれば、少しずつでも大きな力になります。非力が集まって大きな力になれば、社会を変えることができます。一人ひとりの力で、社会を変えることができます。そういうことを経験できる最初のチャンスです。

 このことを学べば、急速に日本の市民運動は変わっていくと、私は考えています。市民運動が広がれば、政権を変えることができます。安倍政権をぶっ倒すことができるのです。そういう力を私たちは持っているのです。

 そのためには、私たちは、一人ひとりの力、一人ひとりの非力をつなげる能力を持つ必要があります。しなやかな能力です。意見の違う人とも話し合ってつながる能力が必要です。さまざまな団体をつなげる能力が必要です。しなやかさが必要です。分裂に分裂を重ねているのではだめなのです。イデオロギーや政治的立場を乗り越えて、つながる能力がいま、求められています。そういう市民運動、市民の力は、着実に育ってきていると感じます。

 これは一つの革命です。新しい革命です。新しい政治をつくり出す運動です。市民運動が新しい政治をつくり出しつつあるのです。そのことを問われているのが、今回の選挙です。

 私はこの市民の力を信じたいと思います。都民のみなさんの力を信じたいと思います。そのためにも、なんとしてでも、明日の選挙を勝ち抜かなければなりません。私たちの力を示すときです。

 そして、私たちの力を示すのは、未来の大人──いまは小さな子どもたちのためです。将来の主人公のためです。この子どもたちがすくすくと育って、すくすくと学んで、そして安心して教育が受けられるように。安心して働き、家庭を持つことができる、そして幸せな生活を送ることができるように。

 私はこの東京が、お年寄りも若者も、障がいのある人もない人も、女性も男性も、誰もが希望を持って生きられる──。そういう東京をつくりたい。そのためにはまず、明日の選挙に勝たなければなりません。ぜひ、これからお帰りになったら、もうひと回り、ふた回り、声をかけてください。支持を拡げてください、もう、そこまで来ていると思います。私も今日の12時まで、全力を上げてがんばり抜きたいと思います。

 もう一度最後にお願いします。

 稲嶺進さんから、先ほど読み上げたような素晴らしい応援のメッセージをいただきました。
 沖縄はお金の力に屈服しませんでした。お金で魂を売ることはしませんでした。稲嶺候補は圧勝しました。その沖縄県民の意志、名護市民の意志を、また安倍政権は踏みにじって辺野古移転を強行しようとしています。稲嶺さんは、ぜひともこれを止めるためにも、宇都宮に勝って欲しいと訴え、応援をしてくれています。

 私たちは、これに応えようではありませんか。明日、勝って、沖縄にそう報告をしようではありませんか。そして、新しい政治をつくりましょう。私はみなさんと一緒に、新しい歴史をつくることができる、そうした瞬間に立ち会えることを、大変嬉しく思っています。

 そのためには、もうひとふんばりです。歴史をつくりましょう。歴史的なたたかいは、あともう一歩のところです。最後までがんばりましょう。

 ありがとうございました。
 寒い中、ありがとうございました。

 私たちの力を示しましょう。
 ありがとうございました、がんばりましょう。
 私たちの力をしましましょう。
 人間は強いんだということを示していきましょう。
 みなさんのおかげで、こころが大変熱くなっています。
 ありがとうございましたー。
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