2013年4月26日金曜日

きょう文京シビック7時より「チェルノブイリと福島の子どもたち」講演・コンサート

今日のみどころ、聴きどころ、チェルノブイリ子ども基金のブログを見てほしい。
チラシはこちら。

文京シビックは2009年、みえない雲上映・池田香代子さんの講演会、2010年にはオクサーナさんと丹羽さんの歌、ピアノは田中良茂さん、バイオリンは印田千裕さんという豪華メンバーでのコンサートだった。
3・11前と3・11後は明らかにいろんなことが違う。

でも4・26のチェルノブイリデーにちなんだ救援イベントはこれからも続く・・・・・

*こぼれ話

木村真三さんにチラシへ載せる写真をお願いしたらこれではどうですか?
とイラストが3点届いた。

チラシには残念ながら採用にならなかったが
ここで一挙に紹介。

描いた人は放射能を赤いつぶつぶで描いて評判になった柚木ミサトさん。
柚さんのブログ

ぜひ、木村さんご本人の話を聞きにきてほしい。


2013年4月14日日曜日

【報告】脱原発市民会議かながわ


今日の横浜での脱原発市民会議かながわは濃厚なイベントだった。
午前11時半からの祝島からの報告は参加できなかったが
お目当てのあぶくま測定所の主(ぬし)でもある
大河原夫妻(あぶくま市民測定所)の話をたっぷり聴くことができた。

多津子さんの話は東京新聞やミニコミ、さらに津布久さんの報告などで
なんどか目にしているが、お連れ合いの伸さんの言葉はあまり
触れる機会がなかった。

新鮮な率直な言葉を伸さんは発していた。

会場のスペースオルタにご近所のYさんと着いたとき、
大河原夫妻はちょうど、1階のカフェで昼食中。

ちょっとだけごあいさつして、またあとでと
別れて、私たちは広河隆一写真展に。

黒いボードにかけられたモノクロの写真は印象的に飾られていた。
すべてが黒いボードではなかったが
文京シビックの私たちのの展示とは様変わりの写真展だった。













甲状腺手術後の若者がうつっている写真がメイン。
写真展の担当は鈴村さん。

1時10分から大河原夫妻のお話。
改めて目からうろこの感じを持ちました。
これからもずっとこの地で農業をやり続けるという
伸さんの言葉と歌はずしりと心に響きました。

大河原夫妻の後はおしどりマコ・ケンさん。

汚染水の話が中心。

今まで3回聞いていますが、東電の会見に通い続け
福島にも通っている(おとといたらちねに行ってきたそう)
おしどりマコ・ケンさんの話はそのとつど衝撃的な話。

一生懸命仕事をし(吉本の)、東電のことも一生懸命追い続け、
一生懸命ゲームもしていると言っていた。

もっともっと売れてテレビにも出てほしい。

夜のコンサートの部、
篠笛の村山二郎さんは、鼓動出身で今は篠笛で
見えない放射能のこと、東電に抗議している気持ちを
篠笛の曲から聞きとってください、と。
迫力ある音色だった。


写真はエレベータの前でお会いした村山さん。

ほかの人の写真は撮れなかった。





寿のナーグシク・ヨシミツさんの歌は沖縄への限りなき愛をこめた
歌いぶり。相棒のナビィさんがいない舞台で、生き生きと
歌っていた。

カテリーナの登場で会場は一気に引き締まった。
2曲ウクライナの歌を歌ったあと、
普段のコンサートでは、チェルノブイリ原発に関連した
ことはほとんど話しません。
生まれた直後のことなので私は知りませんから。
でも今日は特別な日なので少し話します、という
前置きで始まった話。

自分たち家族は3日間だけ避難してくださいと
言われて避難した。
それが26年経っても故郷には帰れない。
今はウクライナから遠く離れた日本で暮らして
子どもも生まれている。

まさかと思っていた原発事故が日本で起きた。

また、故郷を失いたくない。

原発作業員の父親は昨年1月亡くなった。
もう愛する人を失いたくない、と
言葉を詰まらせた後、歌ったのはアヴェ・マリア。

最後に歌ったのは日本語の歌。
誰からのカバー曲みたいだったが知らない。
いい歌でした。
カテリーナは声楽をまた勉強していると聞いていましたが
歌が一段とうまくなっていた。

アンコール曲のアメージンググレースはピアノ伴奏つき。
弾いてくれたのはたぶんママ友?

副都心線で菊名まで行き、乗り替えて一つ目が
新横浜。近かった!

最後に、スペースオルタはあったかかった。

もうひとつ大河原夫妻の娘さんが作ったアニメが秀逸。
会場で放映した。10分ぐらい。
ちょっとまだURLが見つからないので追って紹介したい。

チェルノブイリと福島 救援キャンペーンの前半終了

キャンペーンのメインは4月26日の講演会・コンサート
子どもたちの絵画展・広河隆一写真展は好評のうちに終了。
多くの人たちの来場があり、アンケートも多く書いてもらった。
毎年、子ども基金では、チェルノブイリ写真展を開催しているが、
子どもたちの絵画展を中心にした展示は初めてかもしれない。

チェルノブイリ事故10年に集められたウクライナとベラルーシの
子どもの絵。(絵本『生きていたい!』にも所収)

絵ハガキとしてよく見る絵もあるが、あまり人びとの目に触れられて
いない絵も多い。

そして、事故20年目にベラルーシのサナトリウム「希望21」に
保養に来た子どもたちの絵と、
さらに福島の子どもたちの絵も加わった。

左 福島の子どもの絵

中・右 チェルノブイリの子どもの絵


4点とも福島のこどもの絵

沖縄・球美の里に保養した子どもが描いた

チェルノブイリの子どもたちのコーナー

チェルノブイリの子どもたちの絵は
三重県津市にある<広河隆一写真展事務局>*が
管理・貸し出しを行なっている。




*正式名は広河隆一非核・平和写真展開催を支援する会 

写真と絵、ぜひあなたの町でも展示を!