ご支援のみなさま
長い間、当グループ主催の子どもたちのためのリサイクルバザーへのご支援、ご協力を賜りありがとうございました。本の店「テインカーベル」(志木市幸町)の一角をお借りしてカリーナをオープンしたのは1998年1月19日でした。
チェルノブイリ原発事故後、ここ埼玉でも支援活動を仲間と共に始めたのは1991年です。新座団地内で「広河隆一 チェルノブイリと核の大地
写真展事務局」という名前を掲げ、全国の市民団体や学校に写真の貸し出しを行いました。チェルノブイリの状況を伝えるのと救援を訴えるための写真展活動でした。約10年間運営したのち、現在は三重県津市において、その活動は続けられています。
同じころ、東京で「チェルノブイリ子ども基金」が開設され、私たちも埼玉の地から応援したいと、チャリティコンサートを開いたりしてお金を集めるようになりました。事故から11年目、甲状腺手術後の子どもたちを招いた大きなキャンペーンがあり、埼玉でも講演会を開催しました。
その翌年2012年4月、「チェルボナ・カリーナ」というウクライナの少年少女合唱団が朝霞市に来ることになっていました。チェルボナというのは赤いという意味でカリーナは野生の実の名前です。健康によいとされ、ジャムやジュースにして、人々に愛されてきました。その「カリーナ」の名前を拝借して、私たちのグループの名前にしました。
幸町での活動は少しの期間でしたが、その後、公園や志木ニュータウン中央の2番街の集会所などでバザーを開催し、現在のガーデンプラザで開催するようになってから12年が経過しました。この間、アフガン、寿町、かにた、よろづやへの衣類や雑貨のカンパを行いました。これらの送料もすべて、バザー売り上げからの支出でした。経費を除いて、毎回6~9万円ぐらいの収益があり、2010年のクリスマスバザーまでほとんどをチェルノブイリの子どもたちにカンパしてきました。
そして、3・11の福島原発震災事故が起き、2011年以降、収益は半分ずつにしてチェルノブイリと福島の子どもたちへのカンパに充てられるようになりました。総額にして250万円以上のカンパを送りました。
事故から来年は30年目を迎えるチェルノブイリ。事故から5年目の福島。まだまだ、支援が必要です。これからも何かと応援していただけましたら幸いです。
今までのご支援にスタッフ一同、心から感謝申し上げます。
2015年6月 リサイクルグループ カリーナ(向井)